モーションデザイナー/アートディレクターの Jessです このレッスンでは 3Dシーンのスタイライズに関する機能を 深掘りしていきます After Effectsの アドバンス3Dレンダラーを使えば 埋め込みの3Dモデルアニメーションを活用したり 2Dエフェクトと3Dアセットを効率よく 組み合わせることができます このシーンでは、バンの3Dモデルの周りを カメラが回っています カメラはモデルの中心に配置された 回転するヌルレイヤーを親にしています また、環境光があり そのソースにはアニメーション化された コンポジションが使われています このモデルはアニメーションが埋め込まれた FBXファイルです これはAfter Effectsへの取り込みが可能です FBX、GLTF、GLB形式は アニメーションをサポートしていますが OBJは非対応です タイムラインで3Dモデルレイヤーを 展開して アニメーションオプションも開きます ドロップダウンメニューが 表示されない場合は 「スイッチ/モード」ボタンを押します ドロップダウンから再生したいアニメーションを 選択します このオプションはプロパティパネルからも アクセスできます レイヤーを右クリックして 「タイムリマップ」を使用可能にし スムーズな補間でアニメーションの タイミングを調整します これでバンのタイヤが回転するようになりました このレイヤーのタイムリマップに ループエクスプレッションを追加することもできます では、このシーンに個性や 色を加えていきましょう 3Dモデルにはエフェクトを直接 追加することができません では、どうするのかというと エフェクトを適用するために 3Dモデルを参照するソリッドを使用します FBXレイヤーを右クリックし 「作成」 「3Dレイヤーインスタンスを作成」を選択します 新しい平面レイヤーが追加され そこにCC Compositeエフェクトがあって 3Dモデルを参照しています このレイヤーをソロにすれば 3Dモデルが見えます 元に戻します メインモデルが非表示になりましたが 表示をオンにすれば シャドウが元に戻ります この新しいレイヤーインスタンスに エフェクトを加えて カラー補正やスタイリングを おこないます 「色かぶり補正」エフェクトを追加して 色を変えましょう このカラー処理をバンの 上部のみに適用したいので 「マット設定」エフェクトを追加して マスクをかけます シーンには既に平面レイヤーがあり 白黒のグラデーションマップとして 参照できます ドロップダウンを「エフェクトとマスク」に設定して グラデーションを読み込みます マットを「輝度」にして 明るさ情報を使い マットを反転させます レイヤーの描画モードや不透明度を調整して 見た目を整えます バンの下半分の色を調整するには Instance平面レイヤーを複製し マットの反転をオフにします 次に「色かぶり補正」の色を更新し 新しい描画モードで 「色かぶり補正」の色を 入れ替えてみましょう 青が少し強すぎるので 不透明度を下げます 最後にもう一度やってみます 今度は「トライトーン」を使って 色を調整し マットをループする画像シーケンスに 設定します タイムラインに「brush-[1-4].png」という レイヤーがあるので そのレイヤーをドロップダウンから 選択します そしてやはり 描画モードと不透明度を調整します ここで1つ問題が発生しています インスタンスがテキストの上に 重なっているため テクスチャがゴースト表示されています テキストをインスタンスの上に移動させると バンへのシャドウが 表示されなくなります スイッチ/モードをもう一度切り替えます テキストをレイヤースタックの上に移動したことで 新しい3Dビンが作成されました これは、3Dスイッチの点線と実線のアウトラインで 示されています テキストをバンと同じビン内に 維持したいので 元に戻しましょう 代わりに、Instanceレイヤーの 「マット設定」を複製して テキストレイヤーを参照し 「輝度」から「アルファチャンネル」に変更します このレイヤーをソロにすると テキストがノックアウトされているのがわかります ただ、今度はバンの後ろ側に ゴーストが出てしまっています そこで、マットをキーフレームで 「アルファチャンネル」から「オフ」に切り替えます シャドウが不要になる約2秒あたりで 切り替えます そしてこの「マット設定」を 他の2つのインスタンスにも追加します 様々なエフェクトを重ねて 見た目を変えたり 2Dと3Dのアセットを組み合わせて 印象的なビジュアルを作ってみてください 書き出しの準備ができたら 「レンダラーオプション」で 画質を上げることもお忘れなく After Effectsの アドバンス3Dレンダラーで 2Dエフェクトと3Dアセットを組み合わせて 独自の創造性を表現しましょう ご覧いただき ありがとうございました
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