Adobe After Effect CCのフェイストラッカー機能を使うと 顔の輪郭にあわせて、目、眉、鼻、口など 正確な位置情報が取得でき それらをもとにレイヤーの位置を動かしたり アニメーションを簡単に作成できます ここに、2人の男性がこちらを向いています このレイヤーは、mp4ファイルです こちらのレイヤーにはアイマスクを用意しました サイズ変更してあります Sキーを押してスケールプロパティを見ると 11%に設定されています 右側の男性にアイマスクを配置する予定です トラッキング情報を得るには、ビデオレイヤーを選択し 楕円形ツールを使います 描画すると、マスクが作成されます 画面にトラッカーパネルがなければ 作成した「マスク1」を右クリックして 「マスクをトラック」を選択します 顔のトラッキング方法が2つありますね まず「輪郭のみ」を見てみましょう 分析を開始すると すぐに顔の輪郭に合わせてマスクが生成されます この情報に基づいてエフェクトを適用してみます エフェクトパネルから「輝度&コントラスト」を クリップに加えてみましょう コンポジットオプションの「+」をクリックすると マスク1が追加され、ここで輝度を下げると このとおり男性の顔が暗くなりましたね マスクのプロパティで境界のぼかしを調整します 右側の男性のみ、顔が暗くなりました では次に「詳細な造作」のトラッキングを見てみましょう 先ほどと同様にレイヤーを選択 楕円形ツールで顔の周囲を描画し トラックパネルで「詳細な造作」を選択します 今度は、顔の輪郭だけでなく 目、鼻などの詳細な位置情報が取得されます ここでは上から重ねるだけなので マスクのモードは「なし」にしますが トラッキングデータは表示されています トラックパネルに新しいボタンが追加されていますね 「休息の姿勢を設定」は アニメーションなどで顔の表情の変化を測定して 開始位置を特定するのに使用します 「顔の測定値を抽出してコピー」ボタンをクリックすると 詳細データが追加されます 「顔のトラックポイント」をみると 左眼、右眼などのリストがあり ここでは鼻の項目から「鼻梁」のパラメータを選択し コンポジションの先頭にあることを確認して Macの場合はCommand+C Windowsの場合はCtrl+Cキーでコピーします アイマスクのレイヤーでPキーを押して 位置プロパティを表示、選択して Macの場合はCommand+V Windowsの場合はCtrl+Vキーで貼り付けます アイマスクが男性の顔の動きに合わせて とても自然に動いています 他にも、回転、位置、サイズ変更など エクスプレッションを使って動きをスムーズにしたり さらに高度な調整が可能です Adobe After Effects CCのフェイストラッカー機能でした
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