>> Adobe After Effectsには、MAXON製3DCGツール Cinema 4Dの簡易版が付属しているので After Effectsコンポジションに3D要素を 簡単に組み込めます Cinema 4Dファイルをそのままコンポジションに 読み込むだけでなく、3Dカメラやライト、3Dシェイプやテキストレイヤーを Cinema 4Dファイルとして書き出すこともできます その方法を見てみましょう このコンポジションは、才能あふれる [O'NealのStephan Needleman氏]が制作したビデオの一部です アニメーションテキストとカメラアニメーションを使用して テキストに奥行きを与えると同時に 変形を加えています ダブルクリックでテキストのプリコンポジションを開きましょう ファイルメニューから 書き出し/MAXON Cinema 4D Exporterを選択すると オプションが表示されます 高精度の書き出しである「シェイプとしてテキストを押し出し」と フォントとテキストコンテンツの変更機能を維持できる 「編集可能なテキストを保持」の2通りです 1つ目を選択すると、テキストレイヤーがシェイプに変換されてから 書き出されます。
この場合、書き出されたシェイプは After Effectsのテキストとまったく同じです Cinema 4Dではテキストを編集できませんが 精度の高さを求める場合にはお勧めです 2つ目を選択すると、Cinema 4Dで編集可能なテキストオブジェクトが 作成されますが テキストレイヤーのパラメーターのうち カーニングなどは反映されず テキストの配置が少しずれることも よくあります ネイティブCinema 4Dファイルでテキストに 変更を加えるのなら、このオプションを選んでください ここでは1つ目にしましょう テキストの文言はこのままでいいので、高精度を選択します 「OK」をクリックして 適切な場所にCinema 4Dファイルを保存します これだけのことです 新しく書き出したファイルをAfter Effectsに 読み込みましょう。
ファイルを選択して「開く」をクリックします 次にコンポジションに移動します 2Dテキストレイヤーを選択した状態で、Altキーを押したままドラッグして置き換えれば すべてのエフェクトが保持されます これをクリックしてAlt+ドラッグし、これをクリックしてAlt+ドラッグします するとご覧のように、テキストが少し押し出されています 押し出しの量を変えるには Cinema 4Dフッテージを選択し Command+Eキーを押してオリジナルを編集します Cinema 4Dが起動し ファイルのプロパティすべてを編集できます これを展開して、各文字の押し出しを作る 押し出しオブジェクトを指定します クリックしてからShiftキーを押しながらクリックし さらにCommandキーを押しながらクリックして選択します これで押し出しの対象をすべて選択できました 属性マネージャーの「オブジェクト」タブで 「押し出し量」を20から例えば78に増やし これでファイルを保存します After Effectsに戻ると、ファイルが更新されていますね 線などのシェイプエフェクトを書き出すこともできます 簡単な例をお見せしましょう 元のテキストコンポジションに戻り WAVEとFORMを選択して 線セクションに移動します 線を5ピクセルに設定し、カラーをダブルクリックして わかりやすいように赤にしましょう これで赤い線ができました Cinema 4Dファイルの書き出しをおさらいしましょう ファイル/書き出し/MAXON Cinema 4D Exporterですね 「OK」をクリックして Cinema 4Dファイルを上書きしましょう 「保存」、「置き換え」とクリックします これでコンポジションに戻りましょう このように、テキストの周りに線ができていますね ところで、線が赤くないのはなぜでしょうか 3つのCinema 4Dレイヤーに 色かぶり補正が働いてグレーの色合いに変わったのです この簡単なデモの締めくくりに テキストに変形を加えましょう Cinema 4Dフッテージを選択して、オリジナルを編集します Cinema 4D内の階層を展開して 屈曲オブジェクトを追加しましょう Pを90度回転させ Bも90度回転させて、Enterキーを押します そしてこれを親オブジェクトの下に移動させ 強度を上げます 「Y方向の長さを維持」をオンにし 中央より少し外側に動かして モードを「制限付き」から「無制限」に変えます 必要に応じて値は調整できます では、巻き戻して再生しましょう このようなアニメーションになりました これを保存して、After Effectsに戻ります コンポジション内のテキストが変形されています 以上がAfter Effectsの Cinema 4D Exporter機能の概要です
