After Effects CCでは、VRコンバーターエフェクトを使って 360度メディアの出力形式をすばやく変更できます VRコンバーターエフェクトの使用例を見てみましょう これは正距円筒図法の360度ビデオです このビデオを選択した状態で エフェクトメニューから 「イマーシブビデオ」の「VRコンバーター」を選択します ここには「入力」と「出力」 「出力フレーム幅」のほか 「カメラビューの方向を再設定」という 「VR 回転(球)」エフェクトに似たオプションもあります この設定項目は順序良く並んでいるので 順序どおりに設定していけば 最適な結果が得られます まず「入力」の設定をおこないます デフォルトは「2Dソース」ですが このビデオは正距円筒図法なので 下にある「正距円筒2:1」を選択しましょう これは元の形式をVRコンバーターに 認識させるだけです 「出力」には 様々なオプションがあります ここでは一般的な「キューブマップ4:3」を 選択してみましょう ご覧のとおり、360度フッテージが 正距円筒図法からキューブマップ形式に すばやく変換されました これは6面体を展開したもので シームレスに全体が つながります メディアをどこに送るかによって 正距円筒図法のファイルをこのような形式に 変換する必要があります では、「出力」に戻り 他のオプションを選択してみましょう 「魚眼レンズ(フルドーム)」も一般的です これを選択しましょう ビデオの50%、つまり 180度が表示されます ズームアウトして、どのように見えるか確認しましょう ビデオが真ん中で分割されています 球の半分が表示されているわけです 表示されていない部分は この「カメラビューの方向を再設定」で パンの軸を回転させれば このように調整して 360度ビデオを表示できます では「0」に戻しておきましょう FacebookやGear VRのようなプラットフォームで よく使うVR出力形式も用意されています 「出力」の オプションの中から 「キューブマップFacebook 3:2」を選択しましょう 先ほどのキューブマップと 似ていますが 6つのブロックが整列しています Facebookにアップロードする場合は これが最適な形式です また「出力」に戻り 「キューブマップGearVR 6:1」を選択してみると これも似たような形式ですが 今度は横一列に並んでいます 他のオプションとして、フッテージの 出力フレーム幅も、すばやく変更できます では、「出力」のところを 「正距円筒2:1」に戻しておきましょう 現在、「出力フレーム幅」は「4096」になっています これはシームレスに変更できるため クライアントの希望が「3048」というような場合は それを入力して欄外をクリックすると このように そのサイズ内に収まるように フッテージのサイズが変更されます 方向を再設定するオプションもあるため 必要に応じてフッテージの角度を ここで変更できます VRコンバーターのエフェクトを フッテージから削除する場合は 「出力フレーム幅」を元のサイズに 戻しておくとよいでしょう 「入力」と「出力」も 元のフッテージの設定に戻しておきましょう
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