コンテンツの作成と投稿は継続的におこなうのが重要だと誰もが言いますが、既にブランドを忙しく運営している人にとって、この助言はどう響くでしょうか？

このコースでは、ブランドストラテジスト、ソーシャルメディアエキスパート、そして基調講演者でもあるPhil Pallen氏が、Adobe Expressを使用しておこなうコンテンツの計画、カレンダーの使用法、およびスケジュール管理について詳しく解説し、そのプロセス全体をわかりやすく説明します。

最初に伝えているのは、量よりも質の方が常に重要だということです。意味と意図を持ったコンテンツを意識し、オーディエンスにとって有益なコンテンツを作成するようにしましょう。

オーディエンスのことを理解することで、コンテンツが作成しやすくなります。自分にとっての理想的な顧客を思い浮かべてみてください。誰が思い浮かびますか？その人たちは何を喜びますか？日頃からどのような情報を求め、何を知りたがっていますか？それらのニーズを考えながらコンテンツを作成しましょう。

価値あるコンテンツの作成を心がけることは重要ですが、あまり複雑になりすぎないようにしましょう。よくある質問には、シンプルなカルーセル（テキスト形式）で回答するようにしましょう。画像と共に、示唆に富む質問を共有して、ユーザーの関心を惹きつけたり、ユーザーが自身のコンテンツを作成するよう促してください。

プラットフォームごとにコンテンツを若干調整するようにすると、コンテンツをさらに最適化させることができます。よく使うコンテンツタイプやコンテンツスタイルのテンプレートを独自に作成しておくと、時間を大幅に節約できます。

スケジュールを設定し、それに沿ってコンテンツを投稿すると、オーディエンスにコンテンツを習慣的にチェックしてもらいやすくなります。これは、お気に入りのテレビ番組が水曜日の午後8時に放送されることを視聴者が知っている場合と同じようなことです。また、毎回の投稿スケジュールを固定化した場合、リアルタイムで投稿することもできますし、コンテンツ作成や投稿のプレッシャーを軽減することもできます。つまり、何か問題が発生して投稿ができない場合でも、あらかじめ準備しておいたコンテンツで対処することができます。

スケジュールを設定すると、リアルタイムでオーディエンスとの関係を深められる時間が増えるので、エンゲージメントが向上するだけでなく、スケジュールどおりの投稿によってブランド認知度が向上する可能性もあります。Phil氏は毎週複数のプラットフォームで投稿をおこなっていますが、すべての投稿に視覚的な類似性を持たせることで、どのチャネルでも自身のブランドをアピールできるようにしています。色、フォント、スタイルを統一することで、プラットフォームのいずれを問わず、Phil氏のコンテンツだとわかるようにしているのです。

スケジュール管理をおこなうにあたっては、Adobe Expressの投稿予約機能を使用すると便利です。コンテンツを作成して、下書きし、すべての主要なソーシャルプラットフォームに向けてそれらをスケジュールすることができます。未完成のアイデアは「アイデアを保存」に下書きとして保存し、完成したアイデアはオーディエンスが活発になる日時に追加することで、エンゲージメントを最大化できます。すべてドラッグ＆ドロップで操作できるので、カレンダーへの記入は簡単におこなえます。必要に応じてエバーグリーンコンテンツを用意しておけば、編集時間が確保できない投稿日を補完するのに非常に役立ちます。

Phil氏がコース内で紹介しているヒントの1つに、コンテンツの一括作成があります。一括して作成しておけば、投稿のたびに作成作業をする必要がないので、時間を大幅に節約できます。Phil氏は、時間に余裕がある日の午後に1～2時間かけて数週間分のコンテンツを作成することをお勧めしています。

もとは1つのコンテンツアイデアでも、それが様々な形で使用される可能性があるということを忘れないでください。1つのコンテンツが様々な場面で使われるケースを思い浮かべてみてください。例えば、ポッドキャストの記事がInstagramの引用グラフィックになることも、TikTokのサウンドバイトになることも、またブログ記事になることも考えられます。

要点：