シンプルさを保ちながら優れたコンテンツを作成する方法。
高価な機材がなくても、魅力的な動画コンテンツを作成するために必要なものはすべてポケットのスマートフォンにあります。このコースでは、プロデューサー、写真家、DJのMatt Francisco氏が、手軽に利用できる素材やツールを活用しながら、ショート動画やソーシャル動画コンテンツをレベルアップさせる方法を教えます。
良いアイデアを思いつくことは、クリエイティブプロセスの最初のステップです。作り始める前に、まずは何を作るかを決めておく必要があります。アイデアのインスピレーションを得る方法はそれほど重要ではありませんが、Matt氏はオフラインで何かをすることを勧めています。現実世界からインスピレーションを得る方法としては、次のようなことが挙げられます。
散歩に行く
音楽を聴く
映画を見る
何か新しいことをしてみる
もう1つの方法は、自分の既存のコンテンツを調べて、既に手元にある素材を確認してみることです。数分(または10分から15分)かけて、カメラロールをスクロールしてみましょう。またその際には、誰をオーディエンスにするのかや、どのようなコンテンツがオーディエンスの感性に響いたり、役に立ったりするのかを念頭に置くようにしましょう。
それでもまだ何を作ろうか迷う場合は、次のコンテンツ形式の中から、インスピレーションが得られそうなものを検討してみましょう。
ナレーション付きのチュートリアル
ビジュアルコンセプト
コメディスケッチ
ナラティブストーリー
エンターテインメント
方向性が決まったら、台本やあらすじを書いて、実際に撮影してみるとよいでしょう。Matt氏は、自分の性格に合ったビジュアルスタイルを決めて、何かわくわくするようなことから始めてみると、最高のアイデアが生まれやすいと言っています。
一連の制約がある中で創作をおこなうことは、クリエイティブなプロジェクトに集中して取り組むうえで効果的です。制約こそがインスピレーションの源だと捉えることができれば、それは特に効果をもたらします。あえて動画を短くするのだという意識を持ちましょう。
コンテンツのエクスペリエンスに広がりを持たせる簡単な方法の1つは、クリップをループすることです。また、テーマが見た目として単純な場合には(車を運転したり芝生の上を歩いたりするクリップなどでは)、動きと方向性を利用してクリップをダイナミックにしたり、ドラマチックにする方法を検討してみましょう。
枠にとらわれずに考えるのであれば、静止画だけを使ってショート動画を作成することもできます。Adobe Expressで写真にアニメーションを追加して作るクイックカットスライドショーは、フィードを生き生きとしたものにする効果的な方法です。
先ほどAdobe Expressのアニメーションツールについて触れましたが、各レイヤーで独立したアニメーションを適用することも可能です。「レイヤーの表示時間を調整」を使って、各素材が個別に移動するタイミングを操作してみてください。
要点:
Adobe Expressでは、特別な機材がなくても魅力ある動画コンテンツを作成できます。
オフラインの環境にはインスピレーションがあふれています。
わくわくすることから始めると、クリエイティブプロセスが促進されます。
オーディエンスの感性に響くコンテンツや、役に立つコンテンツを考えましょう。
フォーマットやコンテンツタイプからインスピレーションを得ることもできます。
Adobe Expressを使用すれば、限られたリソースでエキサイティングなショートコンテンツを作成できます(新しいビデオ機能やアニメーションツールを試してみてください)。