このIllustratorチュートリアルでは、この鳥の画像を トレースして描画し ビール会社のラベルを仕上げます まず、この画像をトレースして 編集可能なシェイプに変換します 選択ツールで画像を 選択しましょう ズームインするには macOSではCommand + プラス(+)キー、WindowsではCtrl + プラス(+)キーを何度か押します 画像をトレースするには プロパティパネルの「画像トレース」ボタンをクリックし メニューから「スケッチアート」を選択します 画像は白黒でトレースされ、白は無視されます これをクリーンアップしましょう 鳥の形を編集するには、パスに変換する必要があるため プロパティパネルで「拡張」をクリックします これで編集可能なオブジェクトのグループになりました まず、不要な部分を消すために 消しゴムツールを選択し アートワーク上に移動して 枝やくちばしなど、不要な部分をクリック&ドラッグします くちばしと目は後で描きなおします 消しすぎても、「編集」メニューから「消しゴムの取り消し」を選択すれば すぐに元に戻せるので心配いりません 消しゴムツールを使うときは、こまめにマウスボタンを放すと 取り消す場合でも少しずつで済むため便利です きれいになりました 次は、足りない部分を塗りブラシツールで描き足します ブラシツールを長押しして、塗りブラシツールを選択します 線のパスを描くブラシツールと違って 塗りブラシツールではベタ塗りのシェイプを作成できます この鳥のようなシェイプの場合は、塗りブラシツールで 描き足していきます 塗りブラシのサイズは、キーボードの右ブラケット(右角括弧)キーと 左ブラケット(左角括弧)キーで変更できます 鳥の上でクリック&ドラックして描き足していきましょう ここでもマウスボタンをこまめに放し 後で少しずつ取り消せるようにしておきましょう 細かい領域を塗るときは 左ブラケット(左角括弧)キーを押してブラシサイズを小さくします 足もしっかり描きましょう 少しズームインしたほうがいいですね トレースしたシェイプはエッジが荒くなるため 「単純化」コマンドで滑らかにします 選択ツールを選択し、鳥をクリックして選択してから オブジェクトメニューから 「パス」 「単純化」を 選択します 表示されたダイアログでは、デフォルトの「自動単純化」に設定されています パスを単純化すると、パスの形状は変更せずに 余分なアンカーポイントを除去できます この「アンカーポイントを削減」スライダーをドラッグすれば アンカーポイントを除去し、アンカーポイントの数を 最小限に減らしたり 最大限に増やしたりできます 通常は、最大限に近い値から減らしていくとよいでしょう 自動単純化の値に戻したい場合は ここをクリックします 他のオプションを表示するには、ここをクリックします きれいにできましたね このダイアログを閉じるには、Escキーを押すか 他のツールを選択します 次は、目とくちばしを描きます 目は楕円形ツールを使いましょう 長方形ツールを長押しし、楕円形ツールを選択します このように目を描きましょう 線のカラーを変更するには 塗りのカラーが黒になっていることを確認してから 線のカラーをこの青色のスウォッチに変更します くちばしは 曲線ツールで描きます ツールバーから曲線ツールを選択し このあたりでクリックしてパスを描き始めます クリックを繰り返しながら、くちばしの形を描いていきます 鳥のシェイプをクリックしないよう気を付けましょう 元の位置まできたら、開始点をクリックしてパスを閉じます パスの編集では、作成されているポイントをドラッグしたり パス上をクリックして新しいポイントを追加したり ポイントをダブルクリックしてスムーズポイントとコーナーポイントを切り替えられます できました プロパティパネルで塗りのカラーをオレンジに変更します 線は消しましょう この下矢印を何度かクリックすれば消せます 塗りブラシツールでは、新しいシェイプも作成できます 塗りブラシツールを選択し このあたりで、くちばしのハイライトを作成しましょう クリック&ドラッグでシェイプを描きます いいですね カラーを変更したいので、選択ツールを選択して このシェイプをクリックして選択し 塗りのカラーを明るいオレンジに変更します これをくちばしの上にドラッグして移動させれば、あと少しで鳥は完成です 鳥のパーツを1つにまとめるために グループ化しましょう ドラッグして鳥全体を選択し プロパティパネルの「グループ」をクリックします これをドラッグして配置しましょう 全体を表示するには 表示メニューから 「すべてのアートボードを全体表示」を選択し こちらのラベルの上に鳥をドラッグします トレースツール、描画ツール、編集ツールを組み合わせれば どんなアートワークでも作成できます ぜひ、好きな画像をトレースして編集をお試しください
