フォントとカラーを選択して、一貫性のあるビジュアルアイデンティティを持つ再利用可能な名刺デザインを作成する方法を学びます。
注意:付属のStockアセットは練習目的でのみご利用ください。利用条件を見る
名刺の両面のアートボードを設定する
名刺の標準的な寸法を入力し、高品質の印刷に適したカラースペースと解像度を設定します。
主なテキスト要素の区画を設定する
名前、役職、会社名、URLなどの重要な詳細情報を追加します。各テキスト要素のサイズと配置を調整して、デザインのバランスをとります。
フォントとカラーを選択する
エレガント、クリーン、モダンなどの外観特性でフォントをフィルタリングします。ブランドに関連するカラーと、ブランドのテーマや場所にインスピレーションを得たアクセントカラーを選択します。カラーを慎重に検討して適用し、ロゴやイラストを統合して洗練された外観を実現します。
デザインをテンプレートとして保存する
誤って編集されないように背景要素をロックします。再利用時に元のデザインがそのまま残るように、デザインをIllustratorテンプレートとして保存します。
名刺のデザインは、何から始めれば良いのでしょうか?ブランドによってはロゴはあっても、コーポレートフォントやコーポレートカラーは、ないことがあります。このチュートリアルでは、名刺のテンプレートをデザインしながらブランドに合ったフォントとカラーの選び方を説明します。Super CreativeのクリエイティブディレクターSydney Michudaです。
始めましょう。新規ドキュメントを作成し、アートボードのサイズを3.5 in × 2 inに設定します。アートボードの数は2にして名刺の両面をデザインしましょう。カラーモードは印刷用のCMYKカラーに設定します。メインのロゴは、名刺の表に配置してブランドの認知を促します。長方形ツールでシェイプを作成し背景色で塗りつぶします。「オブジェクト」、「重ね順」、「最背面へ」の順に選択し、背景のカラーを変更します。暗めの色を使ってブックカバーのように印象的に見せ、ロゴは明るめの色に変えましょう。調整は後でします。裏面では、明るめの背景色を使用して文字を読みやすくします。名刺の裏面には個人情報を記載します。氏名、役職、連絡先として電子メール、電話番号、このホテルのwebサイトと住所を追加しましょう。
通常、氏名の文字は見出しのように裏面で一番大きくします。フォントを選ぶときに氏名も少し大きくしましょう。また、役職はその人を示すラベルのようなものなので、氏名に少し近づけましょう。次にフォントを選びましょう。氏名を選択して文字パネルのドロップダウンメニューからフォントを選択するためにフィルターを追加します。ホテルの洗練されて格調高いイメージに合わせて古典的なセリフ体を使います。Adobe Garamond Pro Regularにしましょう。役職と連絡先情報にはシンプルなサンセリフ体を選びます。Acumin Proなどが読みやすいですね。役職は小見出しのように少し太めにします。氏名も少し大きくして目立たせましょう。役職と連絡先情報は少し小さくし連絡先情報を氏名と役職から離して配置します。最適なレイアウトが見つかるまで、いろいろ試してください。カラーピッカーで濃紺や深緑などの暗めの色を選択し、次に、アクセントカラーを選択します。このホテルでよく目にする真鍮の茶色にしましょう。さらに、柔らかなオフホワイトを選択します。暗い色を表面の背景と裏面のテキストに適用し、オフホワイトを表面のロゴと裏面の背景に適用します。アクセントカラーは、裏面のデザイン要素に適用します。このホテルオリジナルの部屋のイラストを表面に追加して、面白味とテクスチャを加えましょう。テンプレートを保存するには、表面と裏面の背景をロックしてコア要素が編集されないようにします。最後にファイルメニューから「別名で保存...」を選択しファイル名を付け「IllustratorTemplate(ait)」を選択し「保存」をクリックします。
名刺の作成は難しくありません。ロゴを配置して、自分の情報を追加し、フォントとカラーを選択してテンプレートとして保存するだけです。以上、Super CreativeのSydney Michudaでした。ぜひ試して結果を共有してください。