Illustratorの「⽣成再配⾊」を使⽤すると、⾃分がイメージする⾊の説明をテキストで⼊⼒するだけで、ベクターアートワークの配⾊を瞬時に変更することができます。ここでは、⽣成AIのパワーを活⽤して、ワインラベルのカラーバリエーションをすばやく作成する⽅法をご紹介します。まずは下の動画で⼀連の制作⼯程を確認しましょう。

本チュートリアル内で使⽤する主な機能
⽣成再配⾊
⼿順
1. サンプルファイルを開く
2. ⽣成したい配⾊の説明を⼊⼒する
3. カラーバリエーションを作成する
サンプルファイルを開く
Illustratorを起動し、ダウンロードしたサンプルファイル「Generative_recolor.ai」を開きます。4つのアートボードのうち、いずれか1つのアートワークを選択し、表⽰されるコンテキストバーの「再配⾊」ボタンをクリックするか、メニューの「編集」→「カラーの編集」→「⽣成再配⾊」を選択します。
「再配⾊」パネルが開くので、上部の「⽣成再配⾊」タブをクリックして切り替えます。

⽣成したい配⾊の説明を⼊⼒する
パネルの「プロンプト」に、⽣成したい配⾊のイメージを説明するテキストを⼊⼒します。ここでは、「深い味わいのレッドワイン」と⼊⼒し、「⽣成」ボタンをクリックします。
「バリエーション」に、⾚ワインをイメージした配⾊の候補がいくつか表⽰されるので、気に⼊ったものを選択します。

カラーバリエーションを作成する
同様に、他のアートボートのアートワークの配⾊も変更していきます。プロンプトにそれぞれ「⽩ぶどうの爽やかなワイン」、「爽快に弾けるスパークリングワイン」と⼊⼒して配⾊を⽣成します。
必要であれば、パネルを「再配⾊」タブに切り替えてカラーホイールなどを使って調整してみましょう。

配⾊を決めるのは、ある程度のデザインスキルがあっても悩みどころの1つです。⽣成AIのパワーを活⽤すれば、テキストプロンプトを⼊⼒するだけで⾃分がイメージする配⾊を誰でも簡単に作成することができます。⽣成したコンテンツは商⽤利⽤も可能です。ぜひ試してみてください。
