チュートリアル記事

初級

5 分

テキストを作成・編集する

Illustratorでデザインにテキストを追加する方法と、テキストを変形させたり、効果を加えたりして、見栄えのする文字デザインを作成する方法を説明します。
Illustratorを起動して、実際に操作しながら見ていきましょう。

このサンプルファイルには、このチュートリアルの練習⽬的でのみ使⽤可能な、Adobe Stockの素材が含まれています。このファイルの利⽤条件については、ReadMeファイル を参照してください。

 

① 任意の場所にテキストを入力する

ツールバーから文字ツールを選択し、デザイン上の任意の場所をクリックしてテキストを入力します。
縦文字を入力したい場合は、ツールバーの文字ツールを長押しして文字(縦)ツールを選択します。同様にデザイン上の任意の場所をクリックしてテキストを入力します。
テキストを入力すると行が伸びていきますが、次の行に折り返されることはありません。これをポイント文字と呼びます。行が長くなって改行したい場合は、改行位置にカーソルを置き、Returnキー(Windows/mac共通)を押します。

② エリア内にテキストを入力する

長い文章を入力する場合は、エリア内文字を利用すると効率的に作業が進められます。エリア内文字は、段落文字とも呼ばれ、バウンディングボックス内に横組みまたは縦組みで文字列が流し込まれます。境界線に達した文字は、エリア内に収まるように自動的に次の行に折り返されます。


エリア内文字ツールを使用するには、ツールバーの最下部にある …アイコン(ツールバーを編集)をクリックし、文字セクションの「エリア内文字ツール」をドラッグして、ツールバーの文字ツールの上でドロップします。これで文字ツールのグループにエリア内文字ツールが追加されます。

  1. 長方形ツールを選択し、ドキュメント上でドラッグして長方形を作成します。

  2. 長方形が選択された状態で、ツールバーからエリア内文字ツール(文字ツールを長押し)を選択し、長方形のパスの部分をクリックして、テキストを入力します。


テキストがエリア内に収まらない、あるいは余ってしまった場合は、選択ツールを使ってバウンディングボックスのハンドルを操作することで、エリアを拡大縮小できます。


エリア内文字は、長方形と同様に、楕円や多角形などのシェイプの内側に文字列を流し込むことができます。

③ フォントを選択する

  1. [ウィンドウ ➡ 書式 ➡ 文字]を選択して、文字パネルを開きます。

  2. 「フォントファミリーを設定」をクリックし、ドロップダウンメニューを開きます。

  3. 任意のフォント名を入力して検索するか、フォントリストのフォント名にポインターを合わせると、選択したテキストにフォントが適用されてプレビューできます。

  4. 文字パネルの「さらに検索」タブをクリックすると、Adobe Fontsのフォントリストが表示されます。

  5. フォント名の横にあるアクティベートアイコンをクリックすると、フォントがアクティベートされて使用可能になります。

④ 文字をパスに沿って配置する

パス上文字ツールを使用して、パスの形状に沿って文字を入力する方法を説明します。

  1. 練習用サンプルファイル「Text-edit.ai」をIllustratorで開き、アートボード1を拡大表示します。

  2. ツールバーの文字ツールを長押しして「パス上文字ツール」を選択し、アートワーク内にある曲線(パス)の上をクリックします。クリックしたところから文字が入力されます。

  3. 「コーヒーブレイクで、みんなを笑顔に」と入力します。文字がパスに沿って入力されます。文字が入りきらない場合は、テキストを選択してフォントサイズを小さくします。(ここでは「小塚ゴシック Pr6N」、H、23pt)

  4. 選択ツールでパスを選択し、両端または中央のアンカーポイントから出たブラケット(|)をドラッグすることで、文字をパスに沿って移動したり、パスの外側に反転したりすることができます。

⑤ ワープツールで文字を変形させる

ワープツールを使用して、文字をアーチやでこぼこに変形させ、動きのあるタイトル文字を作成します。

  1. 練習用サンプルファイル「Text-edit.ai」のアートボード2を拡大表示します。

  2. 選択ツールを使用して、アートワーク内にある文字「スペシャル」を選択します。

  3. [オブジェクト ➡ エンベロープ ➡ ワープ]で作成を選択します。「ワープオプション」ダイアログボックスで、スタイルを「アーチ」、方向を「水平方向」、カーブを「25%」に設定し、「OK」をクリックします。文字がアーチ型に変形します。

  4. 「大感謝祭」の文字を選択します。3と同様の操作で「ワープオプション」ダイアログボックスを表示させ、スタイルを「でこぼこ」、方向を「水平方向」、カーブを「25%」に設定し、「OK」をクリックします。

  5. 「お待ちしています!」の文字を選択し、ワープオプションでスタイルを「アーチ」、方向を「水平方向」、カーブを「-25%」に設定し、「OK」をクリックします。

⑥ 文字の大きさや位置を個別に変更する

文字タッチツールを使用し、個々の⽂字をドラッグして拡大縮小、回転、移動させる方法を説明します。

  1. 練習用サンプルファイル「Text-edit.ai」のアートボード3を拡大表示します。

  2. ツールバーの文字ツールを長押しし、文字タッチツールを選択します。表示されない場合は、ツールバー下部の …アイコン(ツールバーを編集)から「文字タッチツール」をドラッグして、文字ツールの上でドロップして追加します。

  3. テキスト上のいずれか一文字をクリックします。文字がバウンディングボックスで囲まれます。

  4. バウンディングボックスの上部中央のハンドルをドラッグして、文字を回転させます。

  5. 右上隅のハンドルをドラッグして、縦横比を維持したまま文字を拡大/縮小します。⽂字を拡⼤∕縮⼩しても、前後の⽂字間は保持されます。

  6. 左下隅のハンドルをドラッグして、目的の位置に文字を移動します。


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