Adobe Illustrator iPad版は とてもパワフルなツールで 制作作業を効率化するための 便利な機能を備えています 今回はそのような機能の中から リピートラジアル、リピートグリッド、 リピートミラーをご紹介します まずリピートラジアルでは、この例のように オブジェクトが円に沿って繰り返されます では、選択ツールを選択し オブジェクトを選択します 右のタスクバーのメニューから 「ラジアル」を選択すると、このように オブジェクトが円の上で繰り返されます 思い通りのデザインになるように、少し調整します まず、オブジェクトが繰り返される 円のサイズを変更して オブジェクトの間隔を変更します それには、このウィジェットをドラッグします 繰り返しオブジェクトを移動するには 円上のいずれかのオブジェクトをドラッグします 円上のオブジェクト数を変更するには 右にあるこのウィジェットを上下にドラッグします ドラッグして一度放しても またドラッグして調整できます オブジェクト数を数値で指定するには 右のプロパティパネルで このフィールドに値を入力します パス上のオブジェクトの開始位置と 終了位置も調整できます それには、このウィジェットの 左右の矢印をドラッグします オブジェクト自体を編集するには、円上の いずれかのオブジェクトをダブルタップします タッチショートカットを使って 縦横比を維持したまま小さくすると すべてのオブジェクトが変更されます ほかをタップして選択を解除し またタップして選択します オブジェクトを個別に編集するには タスクバーで「拡張」コマンドを適用すると リピートラジアルのオプションが適用されない それぞれ独立したオブジェクトになります 次にご紹介するリピートグリッドでは パターンのようなものを作成できます この例では、ここに半円が並んでいます リピートグリッドを適用するには オブジェクトをタップし、右のタスクバーの メニューから「グリッド」を選択します すると、オブジェクトが繰り返し要素に変更され 様々なハンドルとウィジェットが表示されます 右のハンドルをドラッグすると 列の数を調整でき 下のハンドルでは、行の数を調整できます 上にある2つのウィジェットでは オブジェクトをグリッド内で水平に移動したり 水平方向の間隔を変更したりできます 垂直方向も同じです コーナーハンドルをドラッグすると 縦横比を維持したまま グリッド全体のサイズを変更できます オブジェクト自体を編集するには いずれかの繰り返し要素をダブルタップします 例えば、ツールバーで塗りの色を変更すると グリッド内のすべての要素が変更されます リピートラジアル同様 オブジェクトを個別に編集するには タスクバーで「拡張」コマンドを適用すると リピートグリッドのオプションが適用されない それぞれ独立したオブジェクトになります 最後にご紹介するリピートミラーを使うと 左右対称のアートワークを作成できます 片方を描画するだけで 反対側が自動的に作成されます 例えば、左右対称のロゴやアイコンを作成する場合 片方に加えた編集が 自動的に反対側にも反映されるため きれいな左右対称を維持できます ではアートワークを選択し タスクバーのメニューから「ミラー」を選択すると 自動的に反対側が作成されます 双方の間隔は、このウィジェットをドラッグすると 変更でき、重ねることもできます ウィジェットが見にくい場合は ピンチジェスチャーでズームを調整します ミラーされた部分を回転するには 上下にあるウィジェットをドラッグします 元のアートワークを編集するには 例えばこの部分をタップしてドラッグすると このように、変更が右側にも反映されます 書式設定を変更したり オブジェクトを追加、削除、描画、 変形したりすることもできます 終了したら、ほかをタップしてまたタップすると リピートミラーのコントロールハンドルがなくなり 両側がグループ化されて 1つのオブジェクトとして移動できます アートワークをダブルタップすると ウィジェットが表示されて また編集できるようになります 双方を結合するなど アートワークの両側に対して操作をおこなうには 前回同様、タスクバーで「拡張」コマンドを適用します 今回ご紹介したリピート機能 ぜひお試しください 制作作業を効率的に進められる とても便利な機能です -
