このビデオでは、Lightroom CCで写真をシャープにする方法を学習します 同時に操作するには、ご自分の写真を使うか このチュートリアルのページから、アセットファイルをダウンロードしてください ファイルをダウンロードして読み込んだ後 写真グリッドでこの画像を選択します 次に、編集アイコンをクリックし ディテールパネルをクリックして開きます ここに、シャープスライダーがあります RAWファイルの場合は、シャープ効果の値があらかじめ設定されています 一方、このJPEG画像など、RAW画像でないファイルは JPEGへの現像と圧縮の過程で すでにシャープ補正されているため シャープ効果は適用されていません シャープ効果を正確に確認しながら適用できるように 「1:1」アイコンをクリックして、フルサイズで表示します 他のズームレベルではわかりにくく、正確に調整できません ズームインしたら、クリック&ドラッグして画像を移動できます ここで、シャープ効果のしくみを少しご説明します 失われたディテールはLightroom CCでも復元できないので 代わりに、画像内のエッジのコントラストを高めて ディテールをよりシャープに見せます このため、シャープスライダーを右にドラッグすると エッジのコントラストが高まって、よりシャープに見えます ただし、調整は少しだけにします シャープスライダーを移動しすぎると、エッジに ハロー効果やノイズが現れてしまいます それを示すのが、スライダーの赤い範囲で スライダーをそこまで動かすと、そういった不要な効果が現れます このため調整は少しにしておきましょう シャープ効果が見ずらい場合は、WindowsではAltキー MacではOptionキーを押しながら、スライダーをドラッグすると 画像の彩度がなくなって シャープ効果を確認しやすくなります シャープ効果をより細かく調整したい場合は シャープスライダーの右にある左向きの矢印をクリックすると さらに3つのスライダーが表示されます これらのスライダーの機能をお見せするために シャープスライダーを一番右まで移動して 画像のシャープさを過度に上げます 次に、半径スライダーも一番右までドラッグします 前に触れたように、シャープスライダーではエッジの コントラストを高めて、ディテールをよりシャープに見せます つまり、エッジの片側をより暗く、反対側をより明るくしています よく見ると、山と空の境い目に暗いエッジと 明るいエッジができています 半径スライダーでは、コントラストを高めるエッジの太さを設定します 値を下げるとエッジが細く 値を上げるとエッジが太くなります スライダーをドラッグするときに、AltまたはOptionキーを押すと オーバーレイが表示され、エッジの太さが見やすくなります 半径スライダーを最大値にしておきます ディテールスライダーでは、シャープにするディテールの範囲を調整し 値を下げると太いエッジのみが 値を上げると、詳細なディテールもシャープになります 空にだいぶノイズが発生しています ディテールスライダーによって、空の細かいディテールにも シャープ効果が適用されたためです マスクスライダーでは、シャープ効果を適用する領域を調整します 「0」ではマスクが適用されず 画像全体がシャープになりますが マスクスライダーを右にドラッグすると 空や太いエッジのない領域から シャープ効果がなくなっていきます マスクの調整がよく見えるように WindowsではAltキー、MacではOptionキーを押しながら スライダーを「0」まで移動すると、画像が真っ白になります これは、シャープ効果が画像全体に適用されることを示します スライダーを右に移動すると、黒の領域が現れてきます 黒の領域ではシャープ効果がマスクされ 白の領域ではシャープ効果が適用されます さらに右にドラッグすると、太いエッジのない領域が黒くなって マスクされます 各スライダーの機能を理解できたので この画像に適度なシャープ効果を適用しましょう すべてのスライダーを一度にリセットするには、WindowsではAltキー MacではOptionキーを押し、「ディテールを初期化」をクリックします 次に、シャープを「60」に上げ 半径を「1.5」にして、コントラストを高めるエッジを少し太くし ディテールは「45」にして、岩壁のディテールもシャープにします そしてシャープ効果が、空や 太いエッジのない領域に適用されないよう、マスクを「50」にします ここで元画像を表示アイコンをクリックすると、補正前と 補正後を比較できます 以上、Lightroom CCで画像をシャープにする方法をご紹介しました ぜひ、ご自分の写真で試してみてください
