Adobe Lightroomでシャープスライダーを使用して、写真を補正します。
写真をシャープにする方法
写真を選択して、右側の列にある編集アイコンをクリックします。
ツールバーの「1:1」アイコンをクリックするか、写真をクリックして等倍表示まで拡大します。シャープを適切に調整するには、このズームレベルが最適です。
ディテールパネルをクリックしてシャープスライダーを表示します。
シャープスライダーを右に動かして、写真に適用されるシャープの量を調整します。ほとんどの場合、これで調整は完了します。
詳細なシャープ調整
シャープ効果をさらにきめ細かく調整するには、シャープスライダーの右にある左向きの三角形をクリックして、3種類のコントロールを表示します。
これらのコントロールを使用するには、Lightroomでのシャープ処理について理解しておく必要があります。シャープスライダーでは、写真の失われたディテールを復元できるわけではなく、エッジにコントラストを加えることで、ディテールやシャープさがあるように見せているにすぎません。この3種類のスライダーでは、エッジのコントラストがどのように見え、どこに表示されるかを調整します。
半径スライダーで調整するのは、コントラストが適用されるエッジの太さです。値が小さいほどエッジは細くなり、値が大きいほどエッジは太くなります。
ディテールスライダーでは、写真のディテールに適用されるシャープの量を調整します。値を下げると、より広範なエッジにシャープが適用されます。値を上げると、ごく細かいディテールにもシャープが適用されますが、行き過ぎるとノイズが生じます。
マスクスライダーでは、シャープ効果が適用される範囲を調整できます。スライダーを0に設定すると、シャープ効果は写真全体に適用されます。スライダーを右に動かすと、強いエッジの周囲にシャープ効果が適用され始めます。
マスクスライダーは、適用量スライダーまたはディテールスライダーによって生じた余分なノイズを除去する際に、非常に便利です。
マスク領域をより正確に表示するには、Alt(Win)/Option(Mac)キーを押しながらマスクスライダーを動かし、写真に適用されているシャープマスクを可視化します。黒い部分はシャープが適用されない領域を表し、白い部分はシャープが適用される領域を表します。