素晴らしい色彩の景色を見たのに 写真にしたら 思うような色彩にならなかった経験はありませんか?
これはPhotoshopで彩度を調整すれば解決します まるでその風景を見ているかのような 豊かな色彩に変えることができます Adobeの学習チームを担当するJan Kabiliです 今回は、選択範囲を作らず個々の色を強調することで 写真に生き生きとした印象を与える方法をご紹介します すべて「色相・彩度」の調整レイヤーだけで完了します まず、レイヤーパネルの下にある 「塗りつぶしまたは調整レイヤーを新規作成」をクリックして 「色相・彩度」を選択します これで、新規の色相・彩度の調整レイヤーが 写真の上のレイヤーパネルに表示されます このレイヤーはプロパティパネルで調整をおこないます プロパティパネルの「彩度」スライダーを右にドラッグすると すべてのカラーの彩度が同程度に増すため 好みの仕上がりになりません ドラッグを戻すか、「彩度」をダブルクリックして 値を0に戻しましょう プロパティパネルの上部にあるメニューには 「マスター」となっている項目があります この設定だと画像全体に変更が及んでしまうため 赤のカラーだけを変えられる 「レッド系」に変更します 下にある「色相」スライダーは 実際のカラーを変更するのに使用します 「彩度」スライダーはカラーの強さを変えるもので このレッスンで重点的に説明します 「明度」スライダーは カラーの明るさを変えるための方法の1つです 「彩度」スライダーを右にドラッグすると すべての赤いエリアの彩度が 上がり 手前から奥まで赤が強くなります 素晴らしい 同様に、黄色の彩度を上げていきましょう 同じメニューから「イエロー系」を選択し 「彩度」スライダーを右にドラッグします これで 黄色だけ彩度が上がります 黄色の印象を強くしたいので 赤よりも黄色の彩度を上げたいと思います この風景には、他にも独特のカラーがあります 例えば、この寒色系の縞模様 このカラーがドロップダウンメニューの ブルー、シアン、グリーンのどれに当てはまるのか はっきりわかりません この場合は、「画面セレクターの表示切り替えツール」を使います このツールでは、カラーの範囲を選択するのではなく カンバス上で調整ができるので非常に便利です プロパティパネルで 指先に左右の矢印がついたボタンをクリックし 「画面セレクターの表示切り替えツール」を有効にします 次に、この縞模様をクリックして 右にドラッグします これは縞模様だけでなく 空の彩度にも影響します プロパティパネルを見ると、その理由がわかります ドロップダウンメニューが自動的に「シアン系」に設定されています 「画面セレクターの表示切り替えツール」でクリックしたカラーが シアンのカラー範囲に当てはまるため 縞模様だけでなく空のカラーにも影響したのです 「画面セレクターの表示切り替えツール」を使って 他のカラーをクリックして左右にドラッグし 彩度を色々と変更してみるといいでしょう MacのCommandキー、または WindowsのCtrlキーを押しながらドラッグすると 色相を変えることができます Command+Z、またはCtrl+Zを押せば、いつでも操作を元に戻せます これで 「色相・彩度」の調整レイヤーを使って、カラーを個別に 引き立たせる方法がわかりましたね -

