昼の風景を描いた作品を、夜に変える方法を竹村和樹さん(多摩美術大学版画科3年:2016年3月当時)の作品を用いて紹介します。

作品をPhotoshopで開きます。

昼の風景として描いた元絵の色調を変更して、夜の風景に変更します。繊細な色調補正をするには、「 CameraRaw フィルター 」が適しています。
アプリケーションメニュー「 フィルター/ Camera Raw フィルター 」を選択します。「 基本補正タブ 」で全体の露光量を落として、「 ハイライト 」、「 シャドウ 」、「 白レベル 」、「 黒レベル 」で画像の明るい部分と暗い分を調整してコントラストを整えます。「 シャドウ 」と「 白レベル 」、「 黒レベル 」は大きく下げ、「 ハイライト 」を上げぎみにすると暗い中にもメリハリを出せます。
「 HSL /グレースケールタブ 」では、各色相ごとに、色相・彩度・輝度を調整することができ、さらに多彩な色調表現が可能です。
※「 Camera Raw フィルター 」を適用する前に、アプリケーションメニュー「 フィルター/スマートフィルター用に変換 」を適用しておくと、あとから繰り返し補正をやり直すことができます。

スポットライトや提灯のライティングを演出します。
「 多角形ツール 」を選択し、アプリケーションバーの「 塗り 」から黄色のスウォッチを指定し、三角形シェイプをスポットライトの部分に作成します。
アプリケーションメニュー「 フィルター/ぼかし/ぼかし(ガウス) 」で、ぼかしをかけて自然な光源のようにします。必要に応じて、アプリケーションメニュー「 編集/自由変形 」で影の長さや角度を調整します。
「 レイヤーパネル 」で描画モードを、「 スクリーン 」に変更します。同様に他のスポットライトや提灯のライティングを作成していきます。提灯のライティングには、「 楕円形ツール 」で円のシェイプを作成し、ぼかし(ガウス)をかけます。


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