「ニューラルフィルター」を使えば、簡単に自然な背景の合成ができます。
「合成って難しそうなイメージがあったんですけど、やってみたら予想以上に楽しかったです。どこで撮影しても洋服にピッタリな写真を作ることができるので、撮影場所に困らなくなりました。」
Photoshopで「background_2.jpg」を開きましょう。その上に、サンプルアセット内の人物画像「fumiami_2.jpg」をドラッグ&ドロップで追加します。

背景画像が見えないため、人物を切り抜く必要があります。「選択範囲>被写体を選択」をクリックすると、人物だけが選択されます。

「ウィンドウ>レイヤー」をクリックし、レイヤーパネルを表示させます。

人物レイヤー「fumiami_2」が選択されているのを確認し、レイヤーパネル下部の「マスクを追加」ボタンをクリックしましょう。人物だけが切り抜かれます。

背景と人物の光源が異なるので、馴染むように調整します。「fumiami_2」レイヤーを改めて選択し、「フィルター>ニューラルフィルター」を選択します。

「調和」をONにします。こちらは、複数のレイヤーがある際、一方の光の状況に合わせて、もう一方のレイヤーを調整する機能です。

次に、軸となる参照画像を選択します。今回は「レイヤーを選択>背景」をクリック。そうすることで「背景」の撮影状況、光の環境に合うように調整されます。

スライダーで「明るさ」を調整します。今回は+5まで引き上げました。色味のスライダーも微調整します。今回は、レッドの値を少し増やしました。整ったら、「OK」をクリック。背景の色味に合った、ナチュラルなライティングになりました。

効果を確かめてみましょう。レイヤーパネルで「レイヤー1」の目のマークをクリックすることで、レイヤーを非表示/表示にすることができます。背景の光に合わせて、人物が黄色く調整されていることが分かります。

レイヤーパネル下部「塗りつぶしまたは調整レイヤーを新規作成」ボタンから「トーンカーブ」を追加し、「トーンカーブ1」のレイヤーを作成します。

トーンカーブのプロパティから、カーブの中心を上にドラッグし、入力116、出力142に最終調整しましょう。

レイヤーパネル下部「塗りつぶしまたは調整レイヤーを新規作成」ボタンから「色相・彩度」を追加し、「色相・彩度1」のレイヤーを作成します。

色相・彩度のプロパティパネルにて、彩度を+15、色相を-1にして、全体の色味を調整しましょう。

fumiamiさんの写真編集テクニックの続きをご覧ください。