Adobe Photoshop iPad版で調整レイヤーを使用して編集する

このチュートリアルでは iPadのPhotoshopで、合成画像内の調整レイヤーを 使用する方法を学びます この例では 複数レイヤーのファイルで、いくつかの 調整レイヤーを使って、このような合成画像に 変えてみます まず、iPadのPhotoshopで、マスクを使用して 調整レイヤーを作成しましょう 色相・彩度の調整レイヤーを適用して 下のレイヤーの 長靴の色を変えたいと思います 右側のタスクバーにある目のアイコンをタップして 上のレイヤーを非表示にします 次に、長靴を含むレイヤーを選択して これから作成する調整レイヤーが すぐ上に配置されるようにします 次に、長靴を選択して 調整レイヤーが 長靴のレイヤー全体ではなく 長靴だけに影響するようにします ツールバーのなげなわツールを長押しして すべての選択ツールを表示し 2番目にあるクイック選択ツールを タップします 画像で長靴の片方をドラッグで選択し もう片方の長靴もドラッグして 選択範囲に追加します 選択範囲がはみ出てしまった場合は クイック選択ツールのオプションバーで 2番目のアイコンを タップし、選択範囲から除去したい範囲を なぞります いいですね それでは、調整レイヤーを追加しましょう 右側のタスクバーで ＋アイコンを長押しし フライアウトメニューで「調整レイヤー」をタップします iPadのPhotoshopで現在使用できる 調整の種類が表示されます 色相・彩度の調整レイヤーをタップします コンパクトなレイヤー表示を見ると 白黒のマスクが表示された 新しいレイヤーができたことがわかります また、選択した調整レイヤーを制御できる レイヤーのプロパティパネルが表示されます 色相コントロールを 左にドラッグして 長靴の色を変えます なぜ長靴の色だけが変わるのか説明するために 色相・彩度の調整レイヤーのレイヤーマスクをダブルタップして お見せしましょう レイヤーマスクでは、選択した範囲は白いため 調整された色相がそのまま表示されます 選択していない範囲は黒いため 調整された色相は見えません 次に、この色相・彩度の調整レイヤーを 水たまりに映った長靴にも反映したいと思います そのためには、レイヤーマスクを 白のブラシでなぞり 調整された色相を見せるようにします ツールバーでブラシツールをタップします ブラシツールオプションで 黒のカラーチップを下にスワイプして 描画色を白にします 大きなブラシを使って レイヤーマスクの水たまりに映った長靴を なぞります これで、調整した色相が 水たまりに映った長靴にも反映されました ここで、調整レイヤーをコンテンツレイヤーにクリップする方法とその理由を 説明しましょう コンパクトなレイヤー表示パネルで ボートのレイヤーを選択します 右側のタスクバーで 目のアイコンをタップし このレイヤーを表示させます これから紹介するテクニックで 最上の結果を得られます この画像では 上のレイヤーには、ボートの周りの水面という 明るい背景があり 下のレイヤーは暗い画像です 水面を長靴の画像に ブレンドしてみましょう それを行うには、描画モードを適用します レイヤーのプロパティパネルで 描画モードメニューをタップし 乗算描画モードを選択します メニューをタップしてオフにします 乗算描画モードは 暗い色のピクセルの上にある場合 ビューから白いピクセルを隠します しかし、ボートの周りのピクセルは完全な白色ではないので まだ少し見えています レベル補正レイヤーを使用して これらのピクセルを白く飛ばしてしまえば 乗算描画モードを適用したときに 自然に ブレンドされます しかし レベル補正は、すべてのレイヤーには 適用したくありません レベル補正はボートのレイヤーだけに 適用したいのです レイヤーのプロパティパネルで 「調整を追加」をタップし 調整レイヤーの種類として「レベル補正」をタップします 新しい調整レイヤーが作成され その調整レイヤーが、すぐ下のレイヤー つまりボートのレイヤーに クリップされます レイヤーパネルの 新しい調整レイヤー上にある小さな曲げ矢印は 調整レイヤーがクリップされたことを示します レイヤーのプロパティパネルで 変更すると ボートのレイヤーだけに反映されます 白のスライダーを左にドラッグして レベル補正を変更すると ボートの周りの水面が 下のレイヤーと うまくブレンドされます ここまで、iPadのPhotoshopで調整レイヤー、調整レイヤーマスク、そして クリップされた 調整レイヤーを使用する方法をご紹介しました