チュートリアル記事

初級

3 分

Photoshopの⽣成AIで⾒切れた写真を簡単に拡張

Photoshopの「⽣成拡張」機能を使⽤すると、カンバスを広げてボタンをクリックするだけで、既存の写真に⾃然と調和する新たな画像が拡張した余⽩に⽣成されます。この機能を使って、⾒切れた写真を思いどおりの縦横⽐に⽣成拡張する⽅法をご紹介します。まずは下の動画で⼀連の制作⼯程を確認しましょう。

必要なもの

本チュートリアル内で使⽤する主な機能

切り抜きツール、⽣成拡張

手順

1. 画像素材をダウンロードして読み込む
2. カンバスを広げて画像を拡張する

作業に⼊る前に、サンプルファイルをダウンロード します。
このサンプルファイルには、このチュートリアルの練習⽬的でのみ使⽤可能な、Adobe Stockの素材が含まれています。このファイルの利⽤条件については、フォルダー内のReadMeファイルを参照してください。Adobe Stock には、商⽤利⽤可能なロイヤリティフリーの画像とビデオが数億点以上あります。1か⽉の無料体験期間中 は画像を10点までご利⽤いただけます。

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⼿順1/2

画像素材をダウンロードして読み込む

Photoshopを起動し、「ファイル」→「開く」からダウンロードした素材ファイル「Generative_Expand_vegetable.jpeg」を選択して開きます。

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⼿順2/2

カンバスを広げて画像を拡張する

ツールバーから「切り抜きツール」を選択します。切り抜きツールが表⽰されていない場合は、下にある「…」マークを⻑押しすると、表⽰されていないすべてのツールが表⽰されます。

画⾯上部のオプションバーの「塗り」を「⽣成拡張」に切り替えます。

画像の周囲に表⽰されるフレームの右側のハンドルを「alt∕option」キーを押しながら外側にドラッグし、カンバスを左右に広げます。カンバスの左右に余⽩のスペースができます。

画像のすぐ下に表⽰されるコンテキストタスクバーの「⽣成」ボタンをクリックします。ここでは、プロンプトフィールドに何も⼊⼒しません。

元の写真に合わせて新たに野菜の画像が余⽩のスペースに⽣成されます。写真の⾒切れた部分も違和感なく再現され、⾃然な仕上がりになります。

※⽣成されるコンテンツは、サンプルと同じものが⽣成されることはなく、その都度、新しいコンテンツが⽣成されます。

プロパティパネル(ウィンドウ∕プロパティ)の「バリエーション」には、3つの候補が表⽰されます。クリックするとカンバス上の画像が置き換わるので、気に⼊ったものを選択します。

また、レイヤーパネル(ウィンドウ∕レイヤー)には「⽣成拡張」レイヤーが追加されるので、さらに編集を加えたり、⾮表⽰や削除も可能です。

画像素材をデザインに取り込む際に、上下または左右のサイズが合わない場合は、素材を選び直したり、⼿動で画像を⾜したりするなど、⼿間と時間がかかりました。⽣成拡張を使⽤すれば、あらゆるニーズに合わせて画像を簡単に拡張することができます。横型の写真を縦型に変更するのも簡単にできます。ぜひ、お⼿持ちの写真でも試してみてください。


Photoshop でこれらのチュートリアルをお試しください

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