チュートリアル記事

中級

6 分

生成塗りつぶしを使用したデザインオプションの検討

Photoshopの生成塗りつぶしを使用してアイデア出しをしてみましょう。

必要なもの

注意:付属のStockアセットは練習目的でのみご利用ください。利用条件を見る

学習内容

デザインオプションを作成する

Photoshopの生成塗りつぶし機能は、クライアント向けの複合的なデザインのアイデアを考案する際に役立ちます。レイヤーカンプを使用すれば、そのすべてを表示できます。

トランスクリプト

Photoshopの生成塗りつぶしを使うと、デザインのアイデアをほんの数クリックで。すばやく形にできます。私の名前はJesús Ramirezです。このビデオでは、生成塗りつぶしとスマートオブジェクトのレイヤーカンプを使って、ひとつのドキュメント内で複数のアイデアを作成、表示する方法をご紹介します。

この方法で、クライアントのwebサイトやソーシャルメディアキャンペーン、印刷広告に使用するメイン画像のデザインのアイデアをいくつか作成します。これは、レストランのテーブルの写真で、何も乗っていません。Photoshopの生成塗りつぶしを使って、ここにクライアントの特製料理を追加します。ここで生成する画像は最終的なデザインではなく、様々なアイデアをクライアントに簡単に紹介するためのものです。まず、新しいオブジェクトを配置する範囲を選択します。どの選択ツールでもかまいませんが、生成塗りつぶし用に範囲を選択する場合は、選択ブラシがおすすめです。画像の上をブラシでなぞるだけで、範囲を選択できます。しかも、範囲を囲むと、自動的に中が塗りつぶされます。このオーバーレイが表示された範囲に、新しいコンテンツが生成されます。では、タスクバーの「生成塗りつぶし」ボタンをクリックし、プロンプトに「空の白い皿」と入力します。「生成」をクリックすると、プロンプトにもとづいて、3つの画像が生成されます。タスクバーの矢印アイコンをクリックすると結果を順送りできます。全部いい感じですが、これが一番ですね。今度は、このレストランの特製料理をいくつか生成しましょう。皿のこの範囲を囲むと、中が塗りつぶされます。タスクバーの「生成塗りつぶし」をクリックして、ここではプロンプトに「マリナラソースのラザニア」と入力します。WindowsではEnterキー、MacではReturnキーを押すと画像が生成されます。プロパティパネルでクリックしても各バリエーションを順送りでき最も気に入ったものを選択できます。これがいいですね。このレイヤーは、目のアイコンをクリックして、非表示にしておきます。また別の特製料理を生成しましょう。皿の上を選択して、今度は「スパゲティとミートボール」と入力して「生成」をクリックします。またバリエーションを順に確認して、最も気に入ったものを選択します。このクライアントはペイストリーでも有名なので、デザインのアイデアに追加しておきたいと思います。目のアイコンをクリックしてすべての生成レイヤーを非表示にし、キーボードの右角括弧キーを押して、ブラシサイズを大きくします。カンバス上を横にペイントし、プロンプトに「様々なペイストリー」と入力します。生成してから結果を確認し、最も気に入ったものを選択します。すべてのアイデアを形にできたので、オブジェクトの様々な組み合わせをクライアントに簡単に提示する方法が必要です。それには、ネストしたレイヤーカンプという、すばらしい機能を使用します。

生成AIがPhotoshopに組み込まれたおかげで、生成AIと新たなワークフローを組み合わせて、作業をすばやく効率的に進められます。では、レイヤーカンプの使い方をご紹介します。まず、レイヤーパネルで、最上位のレイヤーをクリックしShiftキーを押しながら、最下位のレイヤーをクリックして、すべてのレイヤーを選択します。次に、選択したレイヤーを右クリックして「スマートオブジェクトに変換」を選択します。スマートオブジェクトは、調整、ゆがみフィルターを適用できるコンテナのようなもので、いつでも変更することができます。スマートオブジェクトをダブルクリックすると、コンテンツを編集できます。コンテンツが新しいタブに表示されます。これらは、先ほど作業したものと同じレイヤーです。では、ウィンドウメニューから「レイヤーカンプ」を選択します。レイヤーカンプを使うと、様々なバージョンのレイヤーを保存し、ドキュメント内で切り替えて表示できます。このウィンドウでこのアイコンをクリックして、新規レイヤーカンプを作成します。ここで名前を入力します。今表示されているのはペイストリーのバージョンなので「ペイストリー」と入力します。「表示/非表示」が選択された状態で「OK」を選択します。今度は、目のアイコンをクリックして、ペイストリーのレイヤーを非表示にし、皿とスパゲティのレイヤーを表示します。新規レイヤーカンプアイコンをクリックして、名前を「スパゲティ」にします。EnterまたはReturnキーを押して、変更を確定します。今度はスパゲティを非表示にして、ラザニアのレイヤーを表示します。新規レイヤーカンプを作成して、名前を「ラザニア」にします。終わったら、WindowsではCtrl+Sキー、MacではCommand+Sキーを押して変更を保存し、スマートオブジェクトのタブを閉じます。スマートオブジェクトがあるもとのファイルに戻りました。ここで、デザインのアイデアをすっきりとわかりやすくクライアントに紹介できます。プロパティパネルで、このドロップダウンから先ほど作成したレイヤーカンプのいずれかを選択すると、このように、そのバージョンの画像が表示されます。レイヤーカンプをすばやく切り替えて、思いついたアイデアすべてをクライアントに紹介できます。

今回は、合成画像に使用するカスタムオブジェクトの生成方法をご紹介しました。皆さんもぜひお試しください以上、Jesús Ramirezでした。ご視聴ありがとうございました。


プレゼンター

Jesus Ramirez

Adobe Stock提供元

Rangizzz

2024年10月3日

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