お祝いや贈りもの、自分へのご褒美にスイーツは欠かせないですね。生クリームやカラフルなフルーツで彩られたスイーツは、食べる順番だけでなく美味しそうに撮影するのも難しいですね。うまく撮れなかったときには、LightroomやPhotoshopを使ってスイーツの鮮やかな彩りを再現しましょう。


本チュートリアル内で使用する主な機能
スマートオブジェクト、トーンカーブ、特定色域の選択、マスク

Lightroom Classicでサンプルファイル(food-photography-cake.dng)を読み込みます。
次に 基本補正パネル で色調の微調整を行います。ヒストグラムが綺麗な山形になることを心掛けましょう。
【基本補正パネルで、パラメーターを以下のように調整】
・色温度:5000
・色かぶり補正:+25
・露光量:+0.33
・シャドウ:+30
調整後、Photoshopで開きます。Photoshopに展開するときは スマートオブジェクト として移行しましょう。 スマートオブジェクト にすることで、画質を落とすことなく編集を何度でもやり直すことができます。

Photoshop画面上部のメニューバーから「ウィンドウ」→「色調補正」を選択し、 「トーンカーブ」 と 「特定色域の選択」 のアイコンをクリックします。
トーンカーブ でコントラストをつけ、 特定色域の選択 で レッド系 の色味をより鮮やかになるように調整します。
*トーンカーブの使い方:トーンカーブの線上をクリックすると、黒い点(制御点)が表示されて、この点を上げ下げすることにより画像の明るさやコントラストなどを調整します。
【 特定色域の選択 で レッド系 を以下のように色味を調整】
・シアン:-15
・マゼンタ:+10
・イエロー:0
・ブラック:+15

ケーキ部分をマスクして、背景のみの明るさを調整します。マスクした部分にはトーンカーブなどの色調補正が適用されないため、部分的に補正する際に便利です。ここでは、マスクの領域は選択範囲で指定します。
まず、 楕円形選択ツール でケーキの部分の選択範囲を作成します。作成した選択範囲は境界をぼかしてから、反転させます。今回は、ぼかしの半径を 50 pixel に設定しました。
その選択状態のまま トーンカーブ で明るさを調整して完成です。選択範囲以外はマスクされるので、 トーンカーブ は背景にだけ反映されます。ボケ足の長いマスクでふんわり明るい印象に仕上げましょう。



[最適なプランをお選びください]
Illustratorなど単体製品とサービスのみ使用できる単体プランから、PhotoshopとLightroomのバンドル、すべての製品・サービスが利用可能なコンプリートプランまで、ニーズに合わせてお選びいただけます。Creative Cloudプラン一覧 ›
学生や教職員の皆様はお得な学割プラン(学生・教職員個人版)もご利用いただけます。学生・教職員個人版の詳細 ›