Photoshopの「削除ツール」が生成AIを搭載し、大幅に機能が向上しました。写真内の不要な電線や人物を生成AIが自動で検出し、簡単に削除することができます。まずは下の動画で一連の制作工程を確認してください。

本チュートリアル内で使⽤する主な機能
削除ツール(不要な物を検出)
※Adobe Photoshop 26.0.0を使用して操作しています。
⼿順
1.ワンクリックで電線を削除する
2.人物を検出して削除する
ワンクリックで電線を削除する
Photoshopを起動し、ダウンロードしたサンプルファイル「flower_garden.jpg」を開きます。
ファイルが開いたら、左のツールパネルから「削除ツール」を選択します。
削除ツールでは、生成AIを使用するかしないかなど、異なる3つのモードを選択できます。ここでは、上部のオプションバーの「モード」ドロップダウンメニューから「生成AI オン」を選択します。

続いて、オプションバーの「不要な物を検出」ドロップダウンメニューから「電線とケーブル」をクリックします。しばらくすると写真内の電線が削除されます。

人物を検出して削除する
今度は写真内の細かい人物の画像を削除します。
オプションバーの「不要な物を検出」ドロップダウンメニューから「人物」をクリックします。

しばらくすると、写真内の人物が自動的に検出され、赤いオーバーレイで塗り潰されます。また、メインとなる人物の被写体が写っている場合は、削除対象として検出されません。
人物が全て検出されているのを確認できたら、上部オプションバーの「O」ボタンをクリックします。元から何もなかったかのように、人物が全て削除されます。

従来の削除ツールでは、電線を一本ずつ、人物を一体ずつなぞって削除していましたが、生成AIを活用することでこれらを自動で検出し、一括削除することができます。ぜひ試してみてください。
