Photoshop でこれらのチュートリアルをお試しください
写真を編集して新しい画像やグラフィックを作成
画像を⾃由な形に変形
Photoshopのワープツールを使⽤すると、画像の特定の領域を直感的に変形させることができます。変形領域を決めるグリッドをプリセットから選択できるほか、画像の好きな場所に追加できるため、より柔軟に変形を⾏うことができます。まずは下の動画で⼀連の制作⼯程を確認しましょう。
必要なもの
アプリ内で使ってみる
必要な情報
サンプルファイルをダウンロード
本チュートリアル内で使⽤する主な機能
ワープツール
⼿順
1. 画像を重ねて⼤きさを調整する
2. ワープのグリッドを設定する
3. 画像を変形させる
4. 画像をぼかして馴染ませる
画像を重ねて⼤きさを調整する
Photoshopを起動し、「ファイル」→「開く」から練習⽤サンプルファイル「ps_warp.psd」を選択して開きます。
「ウィンドウ」→「レイヤー」を選択してレイヤーパネルを開き、「image」（ポートレイト）と「T-shirt」（Tシャツ）の2つのレイヤーを確認します。（※「after」レイヤーは完成サンプルで⾮表⽰になっています）
「移動ツール」でポートレイトをTシャツの上に移動し、バウンディングボックスのコーナーポイントをドラッグして⼤きさを調整しながら、Tシャツの中央に配置します。
波打ったTシャツのシワがわかるように、レイヤーパネルで「T-shirt」レイヤーを選択し、不透明度を50%にします。
ワープのグリッドを設定する
「image」レイヤーを選択し、「編集」→「変形」→「ワープ」を選択します。
オプションバーの「グリッド」ドロップダウンメニューから「3 x 」を選択すると、画像の上にグリッドが表⽰されます。分割されたグリッドの交点にはコントロールポイントが設定されています。
画像の任意の場所で、Altキー（Windows）またはOptionキー（Mac）を押しながらクリックすると、グリッド線およびコントロールポイントを追加できます。ここでは、Tシャツのシワの凹凸部分に垂直のグリッド線を3本追加します。
ヒント
オプションバーの「分割」の「ワープを垂直⽅向に分割」を選択し、画像の任意の場所でクリックして垂直のグリッド線を追加することもできます。その他、「斜めに分割」、「⽔平⽅向に分割」を選択できます。
画像を変形させる
各コントロールポイントをドラッグすると、そのコントロールポイントが含まれるグリッド内の画像のみを変形させることができます。Tシャツのシワの凹凸に合わせて画像をゆがませていきます。
画像の変形が終わったら、オプションバーにある「◯（変形を確定）」ボタンをクリックし、レイヤーパネルで「image」レイヤーの不透明度を70%にします。
画像をぼかして馴染ませる
「image」レイヤーを選択した状態で、「フィルター」→「ぼかし」→「ぼかし（ガウス）」を選択します。「ぼかし（ガウス）」ウィンドウで「半径」を0.5に設定し、「OK」をクリックします。配置したポートレイトの画像がTシャツに馴染み、より⾃然な仕上がりになります。
Photoshopの様々な変形ツールの中で、画像を部分的に変形させたいときに便利な「ワープ」をご紹介しました。画像の好きな場所にグリッドを追加できるため、どんな⼩さなオブジェクトでもまわりに影響を与えることなく変形させることができます。ぜひ活⽤してみてください。
