デジタル写真と伝統的な水彩画は、ピクセル単位での硬質な構成で仕上げられたものと、流動的な自由さで描かれたものという点で、一見共通点がないように思われます。しかし、その考えを覆すようなPhotoshopのアクションがあります。
デジタル写真と伝統的な水彩画は、ピクセル単位での硬質な構成で仕上げられたものと、流動的な自由さで描かれたものという点で、一見共通点がないように思われます。しかし、その考えを覆すようなPhotoshopのアクションがあります。
Adobe Photoshop用アクションセット「Watercolor Artist」は、2つの相反するものを1つにまとめ、調和のとれた美しい仕上がりを実現します。Nuwan Panditha氏(別名BlackNull )によってAdobe Create専用に作成されたこの無料のアクションは、簡単にインストールして実行できます。また、このアクションを使って作成したファイルは、簡単にカスタマイズできます。
個人用および商用のどちらのプロジェクトでも、このアクションを使用することをお勧めします。また、作品を高く評価することができるよう@AdobeCreateのタグを付けてください。ただし、アクションの再配布はしないでください。


アクションのインストール方法と画像の準備
圧縮ファイルをダウンロードして、コンピューターの任意の場所に展開します。
Photoshopのアクションパネルを開きます(ウィンドウ/アクション)。アクションパネルのパネルメニューで、「アクションを読み込み」を選択して、ダウンロードしたフォルダーからアクションファイル「Watercolor Artist - Photoshop Action Set」を選択します。
ブラシを読み込むには、ブラシパネルを開きます (ウィンドウ/ブラシ)。ブラシパネルのパネルメニューで「ブラシを読み込む」を選択して、 ダウンロードしたフォルダーから「Watercolor Artist - Brushes」ファイルを読み込みます。
パターンを読み込むには、パターンパネルを開きます (ウィンドウ/パターン)。パターンパネルのパネルメニューで「ブラシを読み込み」を選択して、ダウンロードしたフォルダーから「Watercolor Artist - Patterns」ファイルを読み込みます。
使用する写真を開き、ブラシ設定パネル(ウィンドウ/ブラシ設定)に移動します。右上にあるパネルメニューを開き、「すべてのロックされた設定を初期設定に戻す」を選択します。
ブラシツールを選択し、ブラシの不透明度と塗りつぶし(上部のオプションバー)が100%に設定されていることを確認します。
画像の幅と高さの値は2,000〜5,000ピクセルで、シャドウ、中間調、ハイライトのバランスがとれていることが理想的です。アクションを再生する前に、レベル補正(WindowsではCtrl+L、MacではCommand+L)を使用して、画像の明るさのバランスを調整することができます。
アクションの実行方法と結果のカスタマイズ方法
Photoshopのアクションパネルを開き、Watercolor Artistフォルダーを見つけます。最初のアクションである「SETUP」を選択し、アクションパネルの下部にある再生ボタンをクリックします。
最初のアクションで、「focus」という新しいレイヤーが生成されました。レイヤーパネルでそのレイヤーを選択し、画像にフォーカスエリアを描きます。ここが水彩画効果を集中させるエリアです。ここでは、ブラシ、なげなわ、ペン、自動選択ツールを使用して、任意の範囲を塗ることができます。フォーカスエリアはシンプルでも複雑でも大丈夫です。
ただし、下記の注意事項をご覧ください。
フォーカスエリアでの注意事項:
・ディテールも含めましょう。
・かなり均一に、その範囲に塗り残しがほとんどないように塗りつぶしてください。
フォーカスエリアでの禁止事項:
・ほとんど黒や白に近い画像部分は塗らないようにしてください。
・画像全体を塗らないでください。
これで、Photoshopファイルには2つのレイヤーができました。一番下のレイヤーが元の写真、そして描画領域のある「focus」レイヤーです。
アクションパネルを開き、「WATERCOLOR ARTIST」アクションを選択して、再生をクリックします。再生時間はまちまちですが、幅または高さが3,000ピクセルの画像であれば、3分以内に再生できるはずです。
レンダリング完了のメッセージが表示されたら、結果のカスタマイズに進みます。
「Watercolor Artist Action Set Guide」PDFには、あらゆるカスタマイズ情報があり、動画の中で紹介されています。
このアクションでどんな作品が生まれるのかを、楽しみにしています。XやInstagramで画像を共有する際は、@adobecreateをタグ付けしてください。





