チュートリアル記事

中級

5 分

シネマティックに魅せる⾊調整

LUTを活⽤して簡単に⾃分好みの⾊に調整する⽅法をご紹介します。

動画と同じように体験できるPremiere Proのファイルも用意しました。⼿順を⾒ながら、実際に試してみましょう。

本サンプルファイルは学習目的のために限り使用することができ、営利目的に使用することはできません。

調整レイヤーを作成する

新規プロジェクトを作成して、ダウンロードしたファイル「Color01」「Color02」「Color03」を全てPremiere Proで読み込み、開きましょう。

ファイル→新規→調整レイヤーをクリックするとプロジェクトパネルに調整レイヤーが作成されます。プロジェクトパネルにできた調整レイヤーをクリップの上のトラックにドラッグ&ドロップした後長さを調整してクリップ全体に重ねます。

Lumetriカラーパネルを開く

ウィンドウ→Lumetriカラーを選択して、Lumetriカラーパネルを表示します。

調整レイヤーを選択した状態で、Lumetriカラーパネル内の「クリエイティブ」の中にある「Look」をクリックし、「参照…」をクリックします。

LUTを選択する

ダウンロードしたサンプルのLUTを選択します。今回は「Green」を選択します。

【今回提供のLUT】

BASE : スタンダードの色味

Redtone : 砂浜,サンセットなど赤が際立つ色味

Green : 森林や滝など緑色が際立つ色味

Oceanblue : 水中,青空など青色が際立つ色味

クリップの色調整をする①

まずは「Color01」のクリップを調整してみましょう。

「Color01」のクリップを選択し、Lumetriカラーパネル内の「基本設定」の中にある「シャドウ」の値を調整して、ディティールが見えるようにします。

「色温度」の値を調整して、夕焼けが鮮やかにします。

「彩度」の値を上げます。

クリップの色調整をする②

次に「Color02」のクリップを調整してみましょう。

「シャドウ」の値を上げ、「ハイライト」の値を下げて、ディティールが見えるようにします。

青色が強いので「色温度」の値を調整して、少しオレンジ色を足します。

クリップの色調整をする③

最後に「Color03」のクリップを調整してみましょう。

このクリップの場合、LUTの色合いが強く影響しているので、調整レイヤーのLUTの適応量を調整します。

まず、Color03の上にある調整レイヤーをColor03と同じ⻑さになるようにショートカットキーctrl+K(またはcmd+K)で編集点を追加します。Color03の上にできた調整レイヤーをクリックし、Lumetriカラーパネル内の「クリエイティブ」の中にある「強さ」の値を下げ、LUTの適応量を弱めます。

そして、「コントラスト」「ハイライト」「シャドウ」「彩度」などの値を調整して、ディティールが見えるようにします。

さらに細かな調整をする

Lumetriカラーパネル内の「カーブ」の中にある「RGBカーブ」を表示します。

白い斜めの線の上にカーソルを乗せると、カーソルの形がペンの形になるので、この状態でクリックすると、線に点を打つことができます。打った点を動かすことで、明るさを調整する事ができます。

線の左下は暗いところ、右上は明るいところを調整できます。

左下と右上にそれぞれ点を打ち、微調整して、完成です。

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