マスキングは、2つ以上のクリップを合成する方法の1つです マスクを追加すると、画像の特定の領域にエフェクトを適用でき ビデオの特定の領域の前面または背面から、何かを除去したり 追加したりできます エフェクトワークスペースで Mediaビンを開いてアイコン表示にしています シーケンスの最初のクリップの冒頭に再生ヘッドを置きます クリップが選択されていることを確認します マスクは様々なビデオエフェクトに適用でき エフェクトの結果を、フレームの特定の領域に限定します この画像にLumetriカラーエフェクトを適用し、マスクを追加しましょう Lumetriカラーパネルを開き、このドロップダウンメニューで 「Lumetriカラーエフェクトを追加」を選択します エフェクトコントロールパネルでLumetriカラーがリストに追加されました カラーの調整をする前に 「楕円形マスクの作成」を適用します プログラムモニターにワイヤーフレームの円が現れます これをドラッグして女の子の顔を囲みます エッジのポイントをドラッグし 小さな楕円にして おでこ、鼻、あご、耳を囲むように配置します エッジポイントの外側にカーソルを動かすと 回転ツールが現れるので 反時計回りにドラッグします マスクの位置を少し変えます エフェクトコントロールパネルでマスク1を選択して 「選択したマスクを順方向にトラック」をクリックします マスクが女の子の動きを自動的にトラックします トラックの処理には少し時間がかかるため、進行状況バーが開きます 「:」キーを押してズームインすると クリップのすべてのフレームでキーフレームが作成されていることがわかります クリップの再生ヘッドをドラッグし マスクの動きを確認します このマスクにぼかしを設定するには ハンドルの端にある白丸をドラッグします また、ハンドルの四角をドラッグすると マスクの拡張を調整できます 破線は、エッジをぼかす部分を示します 四角を白丸の方にドラッグすると 顔全体を囲むようにマスクが拡張され エフェクトが背景に溶け込むようにぼかされます エフェクトコントロールパネルで 「マスクの境界のぼかし」と「マスクの拡張」の値が変わったことがわかります マスク1が選択されていることを確認します ここからはLumetriカラーパネルで調整を行います 「基本補正」セクションで女の子の顔にハイライトを当てましょう 「クリエイティブ」の下にある「自然な彩度」を大きくします 肌のトーンを変えるときには「彩度」よりも適しているからです エフェクトのオン/オフを切り替えながら、クリップ全体を再生して 結果を確認します 「明るさ」の値が高すぎたようですが マスクとエフェクトの調整を続けることができます ハイライトを少し暗くしてクリップを再生します 次に不透明マスクを作成しましょう V2のクリップを選択し、再生ヘッドを置きます エフェクトコントロールパネルで 「不透明度」の下の「楕円形マスクの作成」を選択します 透明な部分からV1のクリップが透けて見えます マスク1を選択したまま プログラムモニターで、このマスクの大きさと位置を変え エッジをぼかしてマスクの拡張を調整します エフェクトコントロールパネルで「モーション」を選択し マスクした画像をドラッグして 背景クリップの上で位置を調整します 2つ目の不透明マスクを追加すると、さらに良くなりそうです 今回はベジェで自由な形状を描画します プログラムモニターでズームレベルを25%に下げ ビデオフレームの端を表示して 腕と肩の周りに輪郭を描きます ズームレベルを全体表示に戻し、マスクの描画を終えます 最初のポイントを再度クリックしてマスクを閉じます ポイントを削除するには、Command(またはCtrl) キーを押しながらクリックします 新しいポイントを追加するには、ワイヤーフレーム上の任意の場所をクリックします ベジェハンドルを追加するには、Optionキー(またはAltキー)を押しながらクリックします ベジェハンドルの端をドラッグしてカーブを作ります エフェクトコントロールリストでマスク1と2を選択します 2つのマスクが重なり、相互作用もありますが 別々に調整することで、より正確にカスタマイズできます ぼかしと拡張のハンドルを調整して クリップを再生します V1の背景クリップを、もう少しソフトなフォーカスと 落ち着いた色調にしたいと思います Mediaビンの最後のクリップにスクロールダウンして Option(またはAlt)キーを押しながら このクリップをタイムラインにドラッグし、V1のショットを置き換えます エフェクトコントロールパネルで マスクをそれぞれ選択し 新しい背景のマスクの拡張を調整します
