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ダブルトーンの作成

Adobe Premiere Pro の色かぶり補正エフェクトを使用してダブルトーンの映像を作成します。シーケンスに調整レイヤーを重ね掛けして、自然な見た目のダブルトーンに仕上げます。

このサンプルファイルは、このチュートリアルの学習内容の練習に使用できるAdobe Stock素材です。このチュートリアル以外でサンプルファイルを使用する場合には、Adobe Stock のライセンスを購入してください。このサンプルファイルの使用に適用される利用条件については、フォルダー内のReadMeファイルを参照してください。例で使用されている歌手や楽曲の情報は、実在の組織、製品、サービス、クリエイティブ作品を示すものではありません。

ダブルトーンが最も効果を発揮するのは、ソースクリップのハイライトとシャドウが誇張されているか大きく異なっている場合です。「エフェクト」ワークスペース(ウィンドウ/ワークスペース/エフェクト)から始めて、Lumetriカラーパネルを展開します。「基本補正」セクションで、「自動」をクリックして、露光量を適切な値に引き上げ、ハイライトとシャドウ、白レベルと黒レベルの値を調整して映像のコントラストを調整します。必要であれば、トーンスライダーを調整して見栄えを良くします。

調整レイヤーを作成し(ファイル/新規/調整レイヤー)、シーケンスに追加します。エフェクトパネルを展開し、色かぶり補正を適用します。クリップが白黒写真で表示されます。白い部分の色と黒い部分の色にそれぞれ異なる色を指定することで、ダブルトーンカラーを作成することができます。エフェクトコントロールパネルで、「ブラックをマップ」と「ホワイトをマップ」のそれぞれに異なる色を設定します。より自然にするには、「ブラック」を「ホワイト」よりも濃い色を選択します。

不気味な雰囲気にするには、「ブラックをマップ」と「ホワイトをマップ」のカラーの指定を入れ替えます。

さらにダブルトーンの仕上がりを高めます。まず、もう一つの調整レイヤーを上に追加して、不透明度の描画モードを「オーバーレイ」に設定します。調整レイヤーに「カラーカーブ」エフェクトを追加します。カーブシェイプは「直線カーブ」を選択し、元の画像とブレンドの値を50%に設定します。これにより、自然な見た目のダブルトーンに仕上げることができます。

ここから、マップしたカラーや色合いの量にキーフレームを設定し、値を変化させることで、ダブルトーン効果をアニメーション化できます。

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Adobe Stock提供元

Anastasia

2023年5月24日

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