クリエイティブなカラー調整によってビデオプロジェクトにインパクトを加えることができます。

カラー補正とは？

カラー補正とは、ビジュアルの色と明るさの調整を意味する広い用語です。シンプルにカラーの強度を高めるものから、繊細なムードの変化をショットの特定の領域に適用するものもあります。

Lumetriカラーパネルについて

Premiere ProのLumetriカラー パネルでは、何種類ものカラー調整機能があります。ショット間のカラーを修正し、一致させる自動カラー補正機能、クリエイティブカラーフィニッシングエフェクト用の詳細なコントロールもあります。

クリップカラーの自動調整

カラー補正で最初にすることは、すべてのビジュアルが同じ照明とカメラの設定で、同じ日に同時に撮影されたように見せることです。

ホワイトバランスの補正

不必要な色味がついたショットは視聴者にすぐ気づかれます。まず、画像を自然な色味に復元しましょう。Lumetriカラー パネルのコントロールを使用すれば、カラーバランスを自動的に修正できます。

カラーバランスの異なるクリップでカラーマッチ

シーンの色合いがショット間で変わるとすぐに目につきます。複数のカメラで撮影している場合は、カラーを一致させるだけでもプロフェッショナルな仕上がりになります。Lumetriカラー パネルのカラーマッチ を使用すれば、各ショットのカラーが自動的に一致します。

基本補正

ビジュアルにパンチを加えるには、色温度 、色被り 、露光量 、コントラスト のスライダーを高くします。これらはすべてLumetriカラー パネルにあります。ソーシャルメディアで目立つようにインパクトを最大にするには、彩度 または自然な彩度 スライダーを高くします。

映像素材にクリエイティブな外観を加える

ショットのカラー補正だけで仕上げが完了するわけではありません。次に、プロジェクトにユニークな外観と雰囲気を追加します。ソーシャルメディアのチャンネルやシリーズでは、新しいコンテンツを公開したときにフォロワーがすぐに気づくように、独特な外観を作成することがよくあります。

ワンクリックでLookプリセットを追加

普通の録画をパワフルな映画の一場面にしましょう。Look メニュー（Lumetriカラー パネルのクリエイティブ セクション）にはいくつもの映画風外観が揃っています。何十もの外観をプレビュー表示してみましょう。気に入ったものがあれば、クリックするだけでショットに適用できます。

ビジュアルインパクトを高めるドラマチックなカラー調整

繊細なビジュアルだけではメッセージが伝わらないことがあります。クリエイティブなカラーを試しましょう。使い方にルールはありません。大切なのは一貫性を保つこと。インパクトのある変化をいくつかピックアップしてすべてのショットで試し、プロジェクト全体で機能することを確認しましょう。このような調整を加えることで、平板な映像が鮮やかなビジュアルエクスペリエンスに変わります。

カラーとPremiere Pro

Premiere Proには、いくつものビジュアルエフェクトとカラー調整ツールがあり、自動で設定することも、手動で正確に微調整することもできます。

カラー調整のセンスとテクニック

カラー調整にはアートと技術の両方が必要です。コンテンツに適した外観を見つけるには、新しい方法を試してショットを再生し、満足のいく結果か判断するのが一番です。

Lumetriカラーパネル

カラー調整をおこなう際に最初に開くのがLumetriカラー パネルです。ウィンドウ メニューのLumetriカラー 、またはインターフェイスの一番上にあるワークスペース からカラー を選択します。

ツールの使い方は使って覚える

見慣れないツールやコントロールもあるでしょう。ツールの使い方を覚えるには、実際に試してみるのが一番です。取り消し コマンドを使えばいつでも元の手順に戻ることができるので、安心して試行錯誤を繰り返してください。