このチュートリアルでは、Premiere Proの「反転」エフェクトを使って、簡単に色反転エフェクトを作る方法を解説します。まずは、下の1分動画で制作工程を確認してください。

作業に入る前に、練習用サンプルファイルをダウンロードしておきましょう。

Premiere Proの編集画面が立ち上がったら、ワークスペースを「エフェクト」に変更します。

「ファイル」→「読み込み」から、ダウンロードした練習用サンプルファイル「sozai」を選択して、「読み込み」をクリックします。「プロジェクト」パネルにファイルが追加されます。

「プロジェクト」パネルで「Relaxed businesswoman listening to music and dancing as she walks to work（AdobeStock_175549950）」を選択し、右クリックから「クリップに最適な新規シーケンス」を選択。タイムラインに素材を追加します。

タイムラインの[V1]にある撮影素材「Relaxed businesswoman listening to music and dancing as she walks to work（AdobeStock_175549950）」を選択し、メニューの「編集」から「コピー」を選択します。

タイムラインの[V1]をクリックし選択を解除します。[V2]のみが選択されている状態でメニューの「編集」から「ペースト」を選択し複製します。

エフェクトコントロール内の「描画モード」から「差の絶対値」を選択します。

「反転」を適用した[V2]の「Relaxed businesswoman listening to music and dancing as she walks to work（AdobeStock_175549950）」を[V3]に複製し、「エフェクトコントロール」内の「反転」の中から「チャンネル」を「輝度」に変更します。

タイムライン左枠の空白になっている箇所を右クリックし「複数のトラックを追加...」を選択。

メニューの「ファイル」から「新規」を開き「カラーマット…」を選択し「カラーマット」を作成します。この時使用する色は何色でも構いません。

新規で作成したカラーマットをドラッグ&ドロップでV4に挿入します。

再生ヘッドを「00:00:01:17」に移動させ、[V2]から[V4]の「Relaxed businesswoman listening to music and dancing as she walks to work（AdobeStock_175549950）」と「カラーマット」の開始位置を移動。

「エフェクト」パネルの検索フィールドに「クロップ」と入力します。「クロップ」エフェクトが表示されたら、それをタイムライン[V4]上のカラーマットにドラッグ&ドロップで適用します。エフェクトコントロールパネルを開き「クロップ」を「左：25.0%」「 右：40.0%」に設定します

再生ヘッドを「00:00:01:17」に移動させ、「カラーマット」を選択し、エフェクトコントロールパネル内の「オフセット」を開きます。「中央をシフト」にキーフレームを打ち込んでいきます。

「中央をシフト」の「X」をお好みで変更し、変更した時点でキーフレームを打ち込んでいきます。「X」を動かすことで、カラーマットに動きを演出します。

キーフレームを全て選んで右クリック、「時間補間法」から「停止」を選択します。

ツールバーの「レーザーツール」で[V2]と[V3]の「Relaxed businesswoman listening to music and dancing as she walks to work（AdobeStock_175549950）」をお好みでカットします。カットの幅に緩急をつけることで、エフェクトにランダム性が演出され、エフェクトに動きがつきます。

[V2]と[V3]の「Relaxed businesswoman listening to music and dancing as she walks to work（AdobeStock_175549950）」が重ならないように、交互に削除します。