イラスト系動画クリエイター「なつめさんち」の動画と同じように編集ができるサンプルファイルもご用意しました。手順を見ながら、実際に試してみましょう。

チュートリアルで使用するソースファイルをダウンロードできます。

※本素材は学習目的のために限り使用することができます。

※Windowsを使用している方でファイル名が文字化けしてしまう場合は、こちら からサンプルファイルをダウンロードしてください。

「なつめさんち」のげんさん・さやさんは、絵をテーマに動画を制作し、YouTubeで発信しています。YouTubeで動画を最後まで見てもらうためには、音はとても重要な要素です。このチュートリアルでは、視聴者が音声を聞き取りやすい音量に調整したり、会話のノイズを消して聞き取りやすくする方法、BGMを簡単に動画の尺に合わせる方法、そして音声を強調したい箇所でBGMを下げる方法をご紹介します。

作業に入る前に、練習用サンプルファイルをダウンロードしておきましょう。スタート画面の「プロジェクトを開く」をクリックし、ダウンロードした練習用サンプルからプロジェクトファイルの方を選択して「開く」をクリックします。

「ハードリミッター」を使うことで、音量が違う素材の⾳量の上限を揃えることができます。①エフェクト＞②オーディオエフェクト＞③振幅と圧縮＞④「ハードリミッター」をオーディオクリップにドラッグ&ドロップします。ハードリミッターとは、⾳量がバラバラだと聞き取りづらいので、⾳量の上限を揃える機能です。

①エフェクトコントロール＞②ハードリミッター＞③カスタムセットアップの「編集」をクリック。音が飛び出ている箇所を押さえる調整します。今回は、④最大振幅：-5dbに設定します。同時に[入力ブースト]で小さい音を大きく調整することができます。音を聞きながら、一番丁度良い音量で喋っているところを基準に調整しましょう。今回は+8dbに設定します。

①エッセンシャルサウンド＞②会話＞③「修復」をクリック。④「ノイズを軽減」⑤「歯擦音を除去」にチェックを入れ、それぞれのバーをスライドさせて、ノイズ音や「さしすせそ」などの刺激音を軽減します。今回は、ノイズを軽減：1.0、歯擦音を除去：2.8に設定します。ノイズは完全に消す必要はなく、適度に消えるように調整しましょう。

①エッセンシャルサウンド＞②会話＞③「明瞭度」をクリック。④「ダイナミック」にチェックを入れ、バーをスライドさせて、声がより聞き取りやすくなるように調整します。今回は、ダイナミック：2.0に設定します。これで会話の音声を聞きやすくする調整が完了しました。

次にBGMを挿⼊してみましょう。ウィンドウ＞①エッセンシャルサウンドパネル＞②参照から、Adobe Stockオーディオに直接アクセスすることができます。ダウンロード前でも、映像に合わせて再⽣しながらプレビューができるので、映像にぴったりの⾳楽を⼿軽に⾒つけることができます。好きな素材を選んで、③クリップの開始点（00:00:00:00）にドラッグしてみましょう。気に⼊った素材が⾒つかったら、ライセンス版を取得して使⽤することができます。

クリップを選択し、①ツールパネルの②リミックスツールを選択し、タイムラインで③ミュージッククリップの右端をクリックして動画の尺に合わせてドラッグします。音楽的に一貫性のあるシームレスな曲のリミックスが自動で作成されます。

会話の音声を強調したい場合など、意図的にBGMの音量を下げたい部分は、A2トラックの表示を広げて、①ペンツールを使いボリュームレベルのラインに、②BGMを下げたい開始点・終了点・その中間の4点にキーフレームを打ち、中間の2点のボリュームレベルを下げます。これで、音声を聞き取りやすい音量に調整しBGMを追加することができました。

STEP1 音を聞きやすくするテクニック

STEP2 簡単なアニメーションで、キャラクターに動きをつける

STEP3 エフェクトで画に変化をつけるテクニック

目を惹くサムネイルの作り方