Adobe Premiere Pro CCでトラックヘッダーを より高度に操作する方法について説明します
トラックの高さ
このシーケンスには大量のクリップが含まれています トラックの数があまりにも多く 表示されるメディアの数も多いため その中を移動することがさらに困難になっています トラックヘッダーをダブルクリックすると トラックの高さが切り替わります Altキーを押しながらマウスホイールでスクロールして変えることもできます macOSの場合はOptionキーを使用します Shiftキーを押しながらスクロールしてまとめて変えられます すべての波形を表示したり隠したりできます マウスを使用せずにトラックの高さを変更できる 便利なキーボードショートカットも用意されています Shiftキーと^キーを同時に押すと シーケンスツール内のすべてのトラックが高くなり Shiftキーと-キーを押すとすべて低くなります CtrlキーまたはCommandキーを押しながら^記号を押すと ビデオトラックが少しずつ高くなり -キーを押すと低くなります AltキーまたはOptionキーを使用すると オーディオトラックの高さが少しずつ変わります ^記号または-記号を使用します ^キーまたは-キーはそれぞれ、タイムラインを時間軸方向に拡大縮小しますが ^キーまたは-キーはそれぞれ、タイムラインを時間軸方向に拡大縮小しますが 修飾キーとの組み合わせでトラックの高さを変更します 修飾キーとの組み合わせでトラックの高さを変更します Shiftキーを押しながらトラックヘッダーをダブルクリックすると この場合はビデオトラックですが すべてのトラックの高さが高くなります パネルのタイトルをダブルクリックすると タイムラインパネルがフルスクリーンになります こうすると操作が見やすくなります Shiftキーを押しながらオーディオトラックのトラックヘッダーをダブルクリックすると 同様にすべてのオーディオトラックが展開されます 折りたたむにはダブルクリックします
トラックの高さのプリセット
トラックの高さのプリセットを作成するオプションもあります 例を挙げてみましょう 対話の編集を行うために Audio 1とAudio 2のトラックを高くします まずAltキーを押しながらスクロールホイールを使用して 目的の高さに設定します このトラックの高さをプリセットとして保存するには タイムラインパネルの設定メニューに移動して 「プリセットを保存...」
を選択します すべてのトラックの最小化や 拡大表示のオプションも用意されています 名前を「Big A1 and A2」にします これを「トラックの高さのプリセット1」に割り当てて「OK」をクリックします Shiftキーを押しながら折りたたんで低くして 設定メニューに戻ります 「Big A1 and A2」オプションが一覧に表示されます 「プリセットを管理...」
に移動して 使用するキーボードショートカットを指定します プリセットを削除することもできますが ここではキーボードショートカットを割り当てるので キャンセルします Windowsの場合は編集メニューの「キーボードショートカット...」
に移動します macOSの場合はPremiere Pro CCメニューの下にあります 簡易検索で「トラックの高さ」で検索します 見つかりました 「トラックの高さのプリセット1」を選択します デフォルトでは割り当てられていないので キーボードショートカットを追加する必要があります ここではすべての修飾キーを指定します Windowsの場合はShift、Alt、Ctrl macOSの場合はShift、Option、Commandです 使用できるキーボードショートカットはたくさんあります Aが使用できるようです ショートカットを追加するには空のスペースをクリックして 指定のキーを押すとキーボードショートカットが割り当てられます 「OK」をクリックします 指定したキーボードショートカットを押すと 指定したプリセットが呼び出されます トラックの高さのプリセットは10個まで設定できます 編集中のビューで簡単に呼び出すことができます もちろん、ビデオトラックの高さも変更できます
トラックヘッダー
このビデオトラックの高さを変更する場合 デフォルトでいくつかのコントロールが用意されています 前と次のキーフレームに移動するコントロールがありますが これらはクリップにラバーバンドを使用して キーフレームを割り当てるまでは機能しません ここで同期ロックやトラック出力の切り替えを行います Video1はV1とトラックの名前が省略形で表示されます ここでトラックをロックできます オーディオトラックを見てみましょう 同様にトラックのロックと同期ロックのオプションがあります もちろんトラックをミュートするオプションもあり そのトラックのオーディオをオフにできます ソロで再生してそのトラックのオーディオのみを聴くこともできます シーケンスにボイスオーバーを直接録音するオプションも デフォルトで用意されています
トラックの名前変更
トラックの名前は簡単に変更できます Video 1のトラックを右クリックして「名前の変更」を選択します 名前を「Camera A」にします Enterキーを押します トラックの名前を変更するにはそのトラックの名前が表示されるまで トラックを高くする必要があります Video 2を右クリックしてもオプションがグレーアウトされています そのトラックの名前が表示されていないからです オーディオトラックの名前も同じように変更できます 右クリックして「名前の変更」を選択します あるいは、名前をダブルクリックして タイムラインパネルのフルスクリーン表示を終了し オーディオクリップミキサーに移動すると すべてのオーディオトラックがミキサーの下部に表示されています Audio 1の名前を「Dialogue」に変更して Enterキーを押すと タイムラインパネルが自動的に更新されます これら2つはリンクしています
トラックヘッダーのカスタマイズ
トラックで使用できるオプションも変更できます ビデオトラックヘッダーには ボタンを削除して表示をクリーンアップする 機能も用意されていますが オーディオのヘッダーにはもっと面白いオプションがあります 設定メニューで 「オーディオヘッダーのカスタマイズ...」
を選択します 例えば、トラックメーターを追加するオプションを Audio 1のトラックにドラッグして 「OK」をクリックします Shiftキーを押しながらスクロールし トラックヘッダーの高さを変更してトラックメーターを表示します すべてのオーディオトラックにメーターが追加されていることがわかります 1つのトラックヘッダーを変更すると すべてのトラックヘッダーにその変更が適用されます シーケンスを再生するとVUメーターで音のレベルを確認できます フルスクリーン表示にして使われているオーディオを確認できます 何が起こっているんだ?
立ち直ろうとしているんだ タイムラインパネルの設定メニューに戻り 「オーディオヘッダーのカスタマイズ...」
を選択し 「レイアウトをリセット」を選択してデフォルトに戻します 「OK」をクリックします
ビデオのキーフレームを調整
タイムラインパネルのもう1つの重要な機能は ラバーバンドコントロールを使用してキーフレームの調整を ビデオクリップに適用することです オーディオレベルの調整やオーディオクリップのパンと同じように行うことができます 設定メニューに戻り 「ビデオのキーフレームを表示」をオンにします これによりシーケンスクリップのレベルコントロールが有効になります これはラバーバンドと呼ばれることもあり デフォルトではクリップの不透明度をコントロールします 再生ヘッドをここに整列させます WindowsではCtrlキー、macOSではCommandキーを押しながら キーフレームを追加して不透明度を調整します クリップのエフェクトバッジを右クリックして そのラバーバンドが何をコントロールするかを指定できます デフォルトでは不透明度をコントロールしますが スケールなどをコントロールすることもできます ほとんどのユーザーはこのコントロールを不透明度の調整のみに使用しますが キーフレームで調整できるエフェクトであれば何でも調整できます ビデオクリップのラバーバンドを非表示にすると 特にズームアウトしているときにクリップを選択しやすくなり 誤ってキーフレームを追加することもなくなるので 編集の際にはこのオプションをオフにすることが一般的です
最初と最後のサムネール
クリップのサムネールの表示を変更するオプションもあります ここではデフォルトでクリップの最初のフレームが表示されていますが タイムラインパネルのメニューに ビデオのサムネールを連続表示するオプションもあります これはフィルムストリップに似た機能です 「ビデオの最初と最後のサムネール」では クリップの最初のフレームと最後のフレームが表示されます これによりコンテンツの移動が少し簡単になり シーケンスから探しているショットを見つけ出すことができます Adobe Premiere Pro CCのタイムラインパネルのトラックを より高度にコントロールする方法を紹介しました
