チュートリアル記事

上級

8 分

合成動画を作成する方法

Adobe Premiere Proで2つのビデオを合成して、独創的な合成映像を作成しましょう。

このサンプルファイルは、このチュートリアルの学習内容の練習に使用できるAdobe Stock素材です。このチュートリアル以外でサンプルファイルを使用する場合には、Adobe Stock のライセンスを購入してください。このサンプルファイルの使用に適用される利用条件については、フォルダー内のReadMeファイルを参照してください。

このプロジェクトでは、Premiere Proを使用して、シーンの一部を2つ目のビデオクリップに(はめ込み映像として)置き換えます。

まずは「編集」ワークスペースではじめます。メインの映像素材をタイムラインパネルのトラックV2に配置します。ビデオクリップが選択された状態でエフェクトコントロールパネル(Shift+5キー)を開き、「不透明度」の下で、マスクするオブジェクトに適したアイコンをクリックします(「楕円形マスクの作成」、「4点の長方形マスクの作成」、または「ベジェのペンマスクの作成」)。オブジェクトを黒く塗りつぶすように、マスクパスの頂点を配置します。「マスクの境界のぼかし」の値を大きくして、境界をぼかします。「反転」にチェックを入れてマスクを反転させます。

動かないオブジェクトをマスクしている場合は、次の手順に進んで結構です。オブジェクトが移動する場合は、オブジェクトを追尾するために、マスクをトラッキングする必要があります。エフェクトコントロールパネルで、「マスクパス」の横にあるレンチアイコンをクリックし、適切なトラッキング方法を選択します。トラッキングの精度をリアルタイムに確認できるよう、「プレビュー」を有効にします。「選択したマスクを順方向にトラック」ボタンをクリックします。マスクトラッキングには時間がかかります。しばらくお待ちください。完了したら、シーケンスを再生します。いずれかのポイントで、ターゲットを追尾するためにマスクの位置を変更する必要が生じた場合は、マスクパスを再調整し、「選択したマスクを順方向にトラック」ボタンをクリックして、そのポイントから先の新しいトラッキングキーフレームを作成します。

はめ込み用のビデオクリップをトラックV1に配置します。それを、上の映像素材の長さに合わせてトリミングします。シーケンスを再生します。映像の自然さを維持するうえで、はめ込み映像クリップはコンポジションの重要な部分となるため、トラッキングするオブジェクトの動き(カメラに近づく、カメラから離れる、回転するなど)に応じて、シーケンス内の各所でクリップの位置、スケール、回転の値にキーフレームを設定して、動きを加えてください。

マスクにはめ込んだ映像は、メインシーンに自然に溶け込む場合もあれば、明らかにおかしな仕上がりになることもあります。必要であれば、カラーワークスペースに移動し、マスクにはめ込んだ映像にLumetriカラーの補正(Lookプリセットや基本補正)を適用して、シーンの仕上がりを目的に合わせて微調整することを検討してください。

Adobe Stockでは、1億点以上もの質の高いロイヤリティフリーの写真、グラフィック、ビデオ、テンプレートにアクセスでき、クリエイティブプロジェクトをすばやく開始できます。Adobe Stock の無料体験版では、10点の画像を無料でご利用いただけます。


Adobe Stock提供元

sebra

2023年5月24日

Premiere でこれらのチュートリアルをお試しください

映画やビデオの作成と編集