Premier Pro CCで 360度正距円筒映像を編集するとき 「VR投影法」エフェクトを使うことで サイズや形式の違う映像を簡単に扱えるようになります 例を見てみましょう この360度映像は 4096×2048サイズです 4Kクリップですね ここに、少し小さめのクリップを ドラッグします 最初のクリップのすぐ後に置きましょう スクロールしてみると 最初のクリップはフレームと同じ大きさですが 2番目のクリップを見てみると… わかりますか?
フレームより少し小さいですね これをVRで見るとどうなるでしょう?
ここをクリックして VRビデオ表示に切り替えます これは360度映像なので クリックすれば周囲を見渡せます このシーンにはつなぎ目がありませんね 次のクリップはどうでしょう?
こちらはフレームより小さいので 後ろの方に大きな黒い線が入っています 線の上下も 黒くなっています VRビデオ表示を終了して修正しましょう この「スケール」エフェクトで2番目のクリップを フレームと同じサイズにしたくなるかもしれません でもそれは難しく どうしてもつなぎ目ができます 簡単な解決法は 「VR投影法」エフェクトを使うことです エフェクトパネルの 「ビデオエフェクト」の下に 「イマーシブビデオ」があります そしてここに「VR投影法」があります これを選択して、2番目のクリップに適用します すると、すぐにクリップのサイズが変更され フレームに一致しました つなぎ目もありません もう一度VRビデオ表示に切り替えましょう 後ろの方を見てみても つなぎ目はありませんね 上下を見ても、修正されています VRビデオ表示を終了しましょう 「エフェクトコントロール」に移動して このクリップに適用した「VR投影法」を見ると 「フレーム全体にストレッチ」オプションが 自動的にオンになっています クリップがシーケンスのサイズに合ったのは このためです 次の「入力レイアウト」は「平面視」となっています このクリップの種類です 「出力レイアウト」には 「平面視」と 「立体視 - 上/下」、「立体視 - 並列」があります 同様に「入力レイアウト」にも この3つのオプションがあります 最後に「パン」、「チルト」、「ロール」というオプションも 必要に応じてクリップに適用できます リセットして次に行きましょう 次は、タイムラインに立体視クリップを追加します 立体視クリップをドラッグします ここをスクロールすると 立体視サイズのクリップが見えますね このクリップはシーケンスより大きいため クリップ全体が映っていません そこで、再びエフェクトパネルの 「VR投影法」を選択して 立体視クリップにドラッグします サイズは調整されましたが 立体視として出力されています それを修正しましょう 「入力レイアウト」で 「立体視 - 上/下」を選択します 出力は「平面視」です これで、表示は1つになりました 映像につなぎ目がなくなり 修正完了です またVRビデオ表示に切り替えましょう すると、立体視映像でありながら 360度見渡せます 表示は1つだけです このシーケンスはスムーズに つながっています 表示を戻します これは、写真に使うこともできます 大きな8Kの正距円筒画像をドラッグして シーケンスに配置します その上の位置をクリックすると 360度見えていませんね また「VR投影法」を適用しましょう 8Kサイズの画像が 4Kの正距円筒映像に合わせてリサイズされました 最後は、平面視映像を立体視映像に変換し 立体視映像のシーケンスに合わせる方法です ここから立体視クリップを選び 新しいシーケンスに追加して 実演しますね これは1:1の 立体視-上/下のクリップです ここに平面視クリップをドラッグします 先ほど使った農場のクリップにしましょう シーケンスに追加します スクロールしてみると シーケンスと同じ1:1サイズに なっていませんね ここでまた「VR投影法」を選択し このクリップに適用します 自動的にサイズが調整され 画像が1:1に伸ばされました しかし、「立体視」で出力する必要があります そこで「入力レイアウト」を 「平面視」にします そして出力を「立体視 - 上/下」にします これで、このクリップは立体視で出力されます ただし、このクリップは 立体的には見えません 立体視のシーケンスにつなげられるだけです 立体的に見えないのは 上下のクリップ間に 視差がないからです それでも、立体視映像のタイムラインに使用できます
