雰囲気を変える、色の強さを上げる ビデオにフィルムの質感を加える すべてRushのカラープリセットでおこなえます まず、新規プロジェクトを作成します デスクトップのMediaフォルダーにあるクリップから 山道のクリップと 遠景映像と 自転車で橋を渡る人、最後に女性の大写しを選びます そして、このプロジェクトに名前を付け 「作成」ボタンを押して これらのクリップをシーケンスに追加します シーケンスのクリップをスクラブしてみると まずまずの出来ですが カラーを調整すれば、もっと良くなりそうです そこで、カラーパネルに移動して 内蔵プリセットを試してみましょう クリップによって明るさがまったく異なるため フィルムプリセットを適用して この一連のクリップに統一感を持たせようと思います まず、シーケンス内の変更対象ショットが 選択されていることを確認します そのショットの上に再生ヘッドを移動して 「フィルム」プリセットを選択します 微妙に変わりましたね 別のプリセットを試しましょう このとき元のプリセットを削除する必要はありません 別のプリセットを選択するだけで、それが適用され その結果をすぐに確認できます Fujiのフィルムプリセットで このクリップの青と緑の色調を強調してみましょう Kodakのプリセットならどうでしょうか Kodakの設定は、若干暖かめで マゼンタが少し追加されます 「映画」プリセットではどうなるでしょう 色みが強くなりますね 雰囲気があって私は好みですが プリセットパネル最下部にある強さスライダーで 少しトーンを下げましょう 強さの設定は35ぐらいがよさそうですね これでカラー設定のオン/オフを切り替えて プリセット適用前後を見比べてみましょう 強さを下げたときのこれが一番いい感じなので これを他のクリップにも適用しようと思います ...(
その他のオプション)ボタンを押し、「プリセットを作成」を選択します プリセットに名前を付けて「保存」をクリックすると カラーパネルの「ユーザーのプリセット」に表示され 他のクリップに適用できるようになります このカスタムプリセットを最後のクリップに適用すると 彩度が高すぎるようです 強さスライダーを左にドラッグしても 女性の肌のトーンが不自然な印象です このクリップのプリセットを「なし」に設定すれば カラー設定を削除できます このクリップの彩度を下げる方法もあります 「モノラル」プリセットを適用し 強さスライダーを 自然な肌色に見えるまで下げます 他のビデオクリップにも使えそうな 好みの印象に仕上がった場合は カスタムプリセットとして保存しましょう Rushの内蔵カラープリセットは ドラマチックな演出に効果を発揮します ぜひご自分の作品でカラープリセットをお試しください
