このチュートリアルでは、Adobe Premiere Rush CCで世界観が伝わる SNS動画タイトルの付け方を説明します。タイトルのテンプレートから好みのデザインを選択してタイトルを追加できます。テキストの書式設定やシェイプをカスタマイズしてオリジナルのタイトルに仕上げます。ご自身の素材を使用するか、こちらからチュートリアルで使用している練習ファイルをダウンロードしましょう。まずは、下の1分動画で制作工程を確認してください。

本チュートリアル内で使用する主な機能
新規プロジェクトの作成
ビデオの読み込み
タイトルテンプレート
タイトルの編集
Premiere Rushを起動し、「ファイル」-「新規」-「プロジェクト」で新規プロジェクトを作成します。

はじめに新規プロジェクトを作成します。
画面左のパネル(ローカル、クラウド、お気に入り)から利用するメディアの場所を選択し、利用したいビデオクリップが保存されているフォルダを開きます。
読み込みたいビデオのサムネールを選択し、「作成」をクリックします。

ビデオクリップが保存されているフォルダを開きます。

プロジェクトにビデオをインポートします。
タイムラインの青い再生ヘッドをドラッグして、タイトルを追加する位置を確認します。
※再生ヘッドは、ビデオのプレビュー時、タイムラインの現在位置を示す青色の縦線です。

再生ヘッドをドラッグして確認します。
右上にある、タイトル(T)アイコンをクリックします。
パネルをスクロールしてタイトルのテンプレートを確認します。そして、気に入ったものをドラッグしてタイムラインに追加します。
今回は「オレンジシャーベット」というテンプレートを使用します。一覧から見つからない場合、検索から「オレンジシャーベット」を入れると表示されます。
動画ににタイトルが表示されていない場合は、青い再生ヘッドの位置でタイトルの配置をドラッグして調整して表示させます。

タイトルアイコンをクリックします。

テンプレートからタイトルをタイムラインに追加します。
ビデオクリップ上でタイトルをドラッグして好みの位置に整えます。
テキストを入力して、内容を書き換えます。

ドラッグして位置を調整します。

テキストを書き換えます。
テキストを選択し、テキストの書式を変更します。フォントやサイズ、字間や行間などを好みに応じて変更します。今回は以下の書式に設定しました。
メインタイトル(WINTER LOOKBOOK)
フォント:Soleil
サイズ:121
字間:50
行間:-20
※フォント:「Soleil」というフォントがフォント一覧にない場合、フォントパネルの右上にある「Adobe Fontsの追加」の横のCreative Cloudアイコンをクリックしてください。Adobe Fontsのページが立ち上がります。「Soleil」というフォントを検索し、フォントをアクティベートしてください。しばらくしたらPremiere Rushのフォント一覧に追加されます。
Creative Cloudの有償メンバーは15,000を超えるフォントから選べます。多彩な欧文フォントから日本語フォントまで、好みのフォントを自由に使えるので、ぜひ自分好みのフォントを見つけてください。

テキストの書式を設定します。
画面右下のシェイプパネルを展開します。
「塗り」のスポイトツールをダブルクリックし、長押しした状態でビデオクリップ上に移動してサンプルしたい色を選びます。今回は女性が着用しているコートの色を適用します。
このように、配色に統一感を持たせたい場合に「スポイトツール」を使うのは便利です。
シェイプの角度、距離などの設定を好みに応じて調整します。
シャドウも同様に調整するか、チェックボックスを外して削除します。
シェイプ(WINTER LOOKBOOK)
塗り:黒(コートの色)
角度:66
距離:27
シェイプ(ten outfits)
シャドウ:オフ

ビデオクリップ上でカラーを選択します。

シェイプの設定を調整します。

不要な設定をオフにします。
ヒント:複数のシェイプの調整
タイトルテンプレートには複数のシェイプから構成されるものもあります。
シェイプごとにドロップダウンを使って個別に調整することが可能です。
動画編集後、画面左上の「共有」をクリックすると自身のYouTube、Facebook、InstagramやBehanceなど、様々なSNSチャネルに作成した動画を直接アップロードすることもできます。
以上で、世界観が伝わる SNS動画タイトルの付け方の手順は終了です。ここではタイトルのテンプレートからタイトルを追加し、テキストの書式設定やシェイプをカスタマイズしてオリジナルのタイトルに仕上げる方法を学習しました。
ぜひご自身の作品づくりにもいかしてみてください。