Adobe Premiere Rushでクリップの位置、スケール、回転、切り抜きを調整します。
このサンプルファイルには、このチュートリアルの学習内容の練習に使用できるAdobe Stock素材が含まれています。このチュートリアル以外でサンプルファイルを使用する場合には、Adobe Stock のライセンスを購入してください。このサンプルファイルの使用に適用される利用条件については、フォルダー内のReadMeファイルを参照してください。
学習内容:切り抜き、画像サイズの変更、フレーム内のクリップの位置変更により、シーケンスの外観を変更する
プロパティでクリップを変形する
タイムラインの再生ヘッドを対象のクリップに置いて選択し、「切り抜きと回転」をクリックします。
基本変形コントロールを使用して、位置、回転、不透明度、スケールを調整します。
クリップのスケールを変更する
「縦横比を維持」ボックスをオンにした状態で「幅」または「高さ」のスライダーをドラッグすれば、ビデオの縦横比を維持して調整できます。
「縦横比を維持」ボックスをオフにした状態では、「幅」または「高さ」のスライダーを独立して調整でき、画像の引き伸ばしや収縮ができます。
クリップを回転する
「回転」のスライダーを使用して、ビデオを左右に最大180°回転できます。
正または負の回転値を入力し、Enter(Return)キーを押して直接指定することもできます。
クリップの位置を変更する
基本コントロールにある「垂直位置」のスライダーをドラッグして、クリップの縦の位置を調整します。「水平位置」のスライダーをドラッグして、クリップの横の位置を調整します。
水平位置と垂直位置に値を入力し、Enter(Return)キーを押して直接指定することもできます。
クリップの不透明度を調整する
「不透明度」のスライダーをドラッグするか、0から100までの%値を入力します。
プレビューモニターの基本変形コントロールで調整する
シーケンスでクリップ上に再生ヘッドを置いて選択し、プレビューモニターで画像をクリックしてクリップを囲む細い青の境界線を表示します。次のいずれかの操作をおこないます。
「モニターサイズを調整」のコントロールを動かし、プレビューモニターの表示サイズを変更します。
プレビューモニターでクリップのコーナーを移動し、スケール設定を変更します。
プレビューモニターでクリップの位置を変更するには、クリップの中央部をドラッグし、水平または垂直位置を変更します。
カーソルを白いコーナーポイントまたはエッジポイントの近くにポイントして、回転ツールを表示します。ゆっくりドラッグして回転を調整します。
変更を取り消すには、Ctrl+Zキー(Windows)またはCommand+Zキー(macOS)キーを押します。
変形コントロールを詳細に設定する
変形コントロールの詳細設定を使うと、ビデオクリップのクロップとアピアランスの設定を調整できます。画像の上または下(または両方)をクロップすれば、標準ビデオをワイドスクリーンのように変形できます。アピアランスでは、エッジのぼかしを調整できます。
ビデオクリップをクロップするには、次のいずれかをおこないます。
「クロップ」のスライダーを動かし、ビデオの上、下、左、右のエッジからピクセルをクロップします。
%値を入力して、クロップ量を指定することもできます。
エッジのぼかしを調整する方法:
「エッジをぼかす」スライダーをドラッグするか、0から100までの%値を入力します。
ヒント: エッジをぼかすコントロールはオリジナルのビデオ画像のエッジに適用されます。このため、クロップ後の画像ではぼかしを加えた部分が表示されない場合があります。
初期設定に戻す
基本変形と詳細変形のコントロールには別々の「初期設定に戻す」ボタンがあります。