最近、HDや4Kの高品位なミュージックビデオに 古い映画のような映像効果を使うのが流行っています そこで今回は、Rushを使って 映画のフィルムや古さを感じさせる効果を出す方法を 説明します まず、一時停止し 右の「カラー」タブをクリックします 用意されているプリセットの一覧から 「フィルム」プリセットを選んで このトグルを切り替えれば、すぐに 効果の適用前後を見比べることができます スライダーを右に動かせば、フィルム効果を より高めることができ フィルム感をいっそう強く演出した映像が得られます また、「編集」タブでは設定を細かく調整できます 例えば、色温度をもっと暖色系に振りたい場合は このスライダーを右に動かします 逆に、左に動かせばクールな見た目になります ここでは温かみを増したいので、右にしましょう 「色かぶり補正」を動かすと、左なら緑色寄りに 右なら、フィルム感があるピンク寄りの色味になります 目的に応じて使ってください この例では、少しだけ緑のほうへ振ると 良い感じですね もうひとつ、古めかしい映像にする方法といえば 「シャープ」の調整です 4KやHDの映像はとてもシャープなので この設定をマイナス13くらいまで下げて ソフトフォーカスにすると昔の雰囲気が出ます 最後に、「詳細」にある 「ビネット」のスライダーを左に動かして 画面のエッジ付近を暗くします また、目指す映像効果に応じて「ぼかし」を 右に動かしてもよいでしょう 適用前後の色味を見比べてください かなりビンテージ感が出ました さらに 映像素材の画面サイズを少し縮小して 境界線にエッジのぼかしを適用すると プロジェクターで投影したような効果が生まれます まず、右にある「切り抜きと回転」のメニューで スケールのスライダーを左に動かし 映像を縮小してから 「アピアランス」の「エッジをぼかす」を適用します スクリーンに投影した雰囲気が出るところまで エッジのぼかしを強くしていきます その結果を再生してみましょう 「カラー」のトグルスイッチで、適用前後を比較できます 以上、最新の高品位映像をRushで加工して ビンテージ感を出す方法でした
