最もモバイル色の強いソーシャルネットワークはPinterest


※当資料は、2014年9月8日に弊社米国本社から発表されたプレスリリースの抄訳です。

【2014年9月11日】

米国カリフォルニア州サンノゼ発 Adobe(Nasdaq:ADBE)(本社:米国カリフォルニア州サンノゼ、以下 アドビ)は本日、Adobe Digital Indexによる2014年版「Mobile Benchmark Report」を発表しました。本レポートでは、WiFiと携帯通信網の利用状況の比較、画面サイズとブラウザの市場シェアの相関関係、スマートフォン/タブレットにおけるソーシャルネットワークの利用、デバイス間のコンテンツ共有など、モバイルに関する最新のトレンドを分析しています。今回の調査によると、次世代のiPhoneがモバイルブラウザ市場のシェア低下を覆すには、画面サイズの大型化が欠かせないこと、最もモバイル色の強いソーシャルネットワークとして、Pinterestが台頭していること、モバイルデバイスからのTumblrによるRPV(1訪問あたりの売上)が最も高いこと、iBeaconの使用が主流になりつつあることが明らかとなっています。

「Mobile Benchmark Report」は、モバイルトレンドに関する業界で最も包括的な分析であり、1万以上のWebサイトに対する180億回の訪問と、7億回以上のモバイルアプリセッションを通じて得られた、Adobe Marketing CloudAdobe Digital Publishing Suiteの集約データをベースとしています。付随するモバイルに関する調査は、モバイルユーザ3,000人以上と、米国企業のマーケター100人以上を対象としたインタビューに基いて作成されました。

アドビの戦略および事業開発担当バイスプレジデント ジョン メラー(John Mellor)は、「モバイルを取り巻く環境は常に進化しており、技術革新の波に乗り、一般消費者の期待に応え続けるには、あらゆるデジタル戦略の中で、モバイルを最前線に、かつ中心に据える必要があります。企業は、モバイルコンシューマーへの訴求という戦いの中で熾烈な競争に直面しています。様々なデバイスの画面を対象に、パーソナライズされたコンテンツを提供することが求められるマーケターにとって、2015年は大きな変革の1年となるでしょう」と述べています。

今回の主な調査結果は、以下の通りです。

  • モバイルブラウザ:Chrome Mobileの市場シェアが、5.7ポイント増の34.6%に拡大した一方、Safari Mobileは、2.6ポイント減の59.1%となりました。AppleのiPhoneとiPadは依然、それぞれ54%と80%の市場シェアを誇り、モバイルデバイスからのWebサイトへのアクセスでは最も多くなっています。Samsungは、スマートフォン(24%)とタブレット(7%)の両方のブラウジングで第2位でした。タブレットでのモバイルブラウジングでは、Amazonが5%のシェアで第3位に入りました。
  • 画面サイズとモバイルブラウジング:Appleがモバイルブラウザのシェアを低下させないためには、携帯電話の画面サイズの大型化が必要となることが予想されます。モバイルによるWebブラウジングでは、これまで以上に大型画面の携帯電話の利用が増えています。4インチ以上の携帯電話でのWebブラウジングは、前年同期比で132%増ですが、小型(4インチ以下)の携帯電話では、前年同期比11%減となっています。また、タブレットによるブラウジングは横ばいで、前年同期比で1.8%という微増に留まりました。
  • 各種デバイスでのソーシャルネットワークの利用:ソーシャルネットワークから小売サイトへのアクセスの36%は、タブレット/スマートフォンによるものです。Pinterestは、最もモバイル色の高いソーシャルネットワークであり、アクセスの64%が、モバイルブラウザによるものです。モバイルデバイスによるRPV(1訪問あたりの売上)は、Tumblrが最大で、Facebookを39%上回ります。また、ソーシャルネットワークからの直帰率は、モバイルデバイスの方がデスクトップよりも高く、それぞれ61%と53%となっています。
  • 各種デバイスでのコンテンツへのアクセスと共有:一般消費者は、WiFi経由でWebにアクセスする傾向にあります。スマートフォンでのブラウジングの50%以上、タブレットでのブラウジングの93%が、携帯通信網ではなくWiFi経由となっています。また、以前に比べてテキストメッセージング経由でのデジタルマガジンの共有が増加しています。Apple iMessageの使用は、前年同期比259%増という、著しい増加を遂げています。Facebook経由でのコンテンツ共有は、42.6%減となっています。
  • iBeaconsとジオターゲティング:付随して行われたモバイル調査の中では、iBeaconsとジオターゲティングが、主流になりつつあることが明らかとなっています。モバイルマーケターの18%がすでにiBeaconsを使用しており、その割合は、2015年には2倍になると予想されます。また、マーケターの半数近く(49%)は、GPSの位置情報機能を使用して、自社のブランドをモバイルユーザに訴求しています。モバイル支援型の店舗内ショッピング機能については、モバイルユーザの33%が活用しています。

関連リンク
• 「Mobile Benchmark Report」2014年第2四半期版(英語)
• CMO.com記事(英語)
• ブログ:「マーケターよ、モバイルエリートを捕まえろ」(英語)
• ブログ:「iBeacons – 21世紀マーケターの道しるべ」(英語)
• モバイルコンシューマー調査(英語)
• モバイルマーケター調査(英語)
• Adobe Digital Indexレポート(英語)

Adobe Digital Indexについて
Adobe Digital Indexは、デジタルマーケティングやその他の関連トピックに関する調査結果を、 マーケティングやe-コマースに関わる上級管理職や役員クラスの人々に提供します。この調査は、Adobe Marketing Cloudを使って自社Webサイトでの活動から実行可能なデータや分析結果を取得している世界中の5,000社を超える企業からの特定の、匿名の、および集約したデータに基づいて行われています。2014年版「Mobile Benchmark Report」などの各種レポートとそのインサイトは、こちらでご覧いただけます。

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