写真にビネット効果を加える方法

アーティスティックな演出ができる「ビネット効果」についてと、それをカメラや加工ソフトで表現する方法を学びましょう。

「ビネット効果」とは、写真の四隅を中心部よりも暗くして、アーティスティックな雰囲気を出すことです。鑑賞者の注意を直接被写体に向けさせる創作的な効果として、ポートレート写真商品写真などでよく使用されます。ビネット効果は、フィルターを使って加えることも、Photoshopなどの加工アプリで後から適用することもできます。

カメラでビネット効果を作る

ビネット効果は後で加工するのが一番簡単ですが、撮影時に作ることもできます。

ビネット効果を加える際は、アーティスティックな雰囲気を出すために暗い領域を意図的に作ります。これは、技術的な観点からすると、何かがレンズに入る光を妨げることにより起きる「ミス」となります。この効果を再現するには、光に手を加える必要があります。レンズの前面に、市販または手作りのフィルターを装着し、取り込む光量を制限して望みの効果を出します。

編集ソフトでビネット効果を作る

後処理でビネット効果を作る場合は、Adobe Photoshopなどの編集ソフトなら、暗さの強度や 領域をより詳細に操作できるツールが搭載されています。

Photoshopでビネット効果を作る手順は、以下の通り、簡単です。

「フィルター」ドロップダウンメニューから「レンズ補正」を選択します。

新しいボックスで「Custom」タブを選択します。

ビネット効果を操作できる2つのスライダーが表示されます。「Amount」スライダーはビネットの強さを表し、「Midpoint」スライダーはビネットの領域を変えられます。

イメージ通りの効果が得られたら、「OK」をタップして写真に適用します。

インスピレーション満載の写真撮影のヒントやテクニックをさらに学びましょう。

写真にクリエイティブな効果を使い始めたら、**Photoshop**を使って他にできることも探ってみましょう。