Adobe InDesign単体プラン
3,280 円/月(税込)
InDesignを利用可能なCreative Cloudプランをご利用ください。
Adobe InDesignでは、紙の印刷物だけでなく、モバイルデバイス用に電子書籍のドキュメントが作成できます。美しいタイポグラフィーと組版、洗練されたレイアウトそのままの状態を電子書籍として出力することも可能で、固定レイアウトのEPUBとリフロー型のEPUBが選択できます。さらに、縦置きと横置きで表示が変わるデジタルマガジンの作成も可能です。
電子書籍の制作においても、基本的なデザイン・レイアウトは印刷物を制作する場合と大きくは変わりません。カラーモードがRGBであったり、単位がピクセルであったり、ビデオやオーディオの挿入、アニメーション等の効果が付けられる等の違いがありますが、思いを形にするという部分は同じです。InDesignを使用して、読みやすく魅力的な電子書籍を作成してみましょう。
なお、InDesignでどのようなことができるかの詳細に関しては、『InDesign入門ガイド』も参考にしてください。
2 目的に応じた豊富なフォントの利用
18,000以上のフォントコレクションを持つAdobe Fontsを利用すれば、電子書籍に埋め込み可能なおしゃれなフォントを見つけることができます。イメージに合う洗練されたフォントがたくさん用意されているので、クリエイティブなアイデアを形にしてみましょう。
InDesignでは、さまざまなメディアにファイルを書き出せるのが大きな強みです。印刷用途はもちろん、電子書籍用に書き出すこともできます。デジタルマガジンやEPUBといった電子書籍のデータを作成できます(Illustratorでは、これら電子書籍用のデータは作成できません)。
なお、InDesignがIllustratorより便利なポイントの詳細な情報に関しては、『YUJIが指南、今こそInDesignを使いこなそう!』をご覧ください。
1 EPUBファイルの書き出し
電子書籍として一般的に用いられているEPUB形式に書き出すことができます。デザインした誌面を固定して表示させたい場合は固定レイアウト、デバイスのサイズに応じて文字組みやページ数が変わる(読み手が自由に文字サイズを変更できる)場合はリフロー型のEPUBを書き出します。
2 デジタルマガジン用に書き出し
デジタルマガジン用に書き出すことも可能です。デジタルマガジン用にドキュメントを作成すると、縦置きと横置きで表示を切り替えたり、さまざまなアニメーションや動きのある、インタラクティブな誌面を作ることができます。
以下の5つの基本ステップで、見栄え良く効果的な電子書籍を作成できます。
InDesignで電子書籍用の新規ドキュメントを作成します。
カラーモードはRGB、単位はピクセルを用いますが、無料の電子書籍用テンプレートもたくさん用意されているので、選ぶだけでもすぐに作業が始められます。
電子書籍で使用する画像やイラストといった素材を配置し、位置やサイズの調整、およびトリミングを行います。長方形や円形はもちろん、自由な形でグラフィックフレーム(画像を配置するためのフレーム)を作成できます。なお、画像はドキュメント上にドラッグ&ドロップするだけで配置できます。
テキストフレームを作成したら、テキストを配置または入力し、書式を調えます。もちろん、位置やカラー、文字の詰め具合も調整します。なお、魅力的な電子書籍にするためには、フォントのチョイスも重要です。とくに欧文フォントは、18,000書体以上のフォントが用意されたAdobe Fontsの使用がお勧めです。
必要に応じて、ビデオやオーディオを挿入し、ハイパーリンクやボタン効果、アニメーションといったインタラクティブ効果を適用します。これらを効果的に使用することで、ワンランク上の電子書籍が作成できます。なお、思い通りに動作するかをキチンと確認しておきましょう。
縦置きと横置きの両方を作成する場合は、InDesignの代替レイアウトの機能を利用します。これにより、新規で異なる向きのドキュメントを作成することなく、テキストやスタイル、画像をリンクさせて運用できるため、効果的なドキュメント運用が可能になります。
こちらのチュートリアルでは、InDesignで電子書籍を作成するのに役立つテクニックをご紹介します。読みやすく魅力的な電子書籍を作成してみましょう。