アドビは、設計から開発、テストまで、製品ライフサイクル全体を通じてOEMパートナーのエンジニアリングチームをサポートします。Adobe PDF Print Engineを含む製品の場合、開発プロセスの最後のステップは認定です。完了すると、アドビのエンジニアリングおよびプロダクトマネジメントチームによって製品の証明書が発行されます。新製品、アップグレードはすべて、パートナーが顧客に製品を配布する前に、すべてアドビの認定を受ける必要があります。
商品認定
アドビは、テスト基準とともに一連のテストファイルをOEMパートナーに提供します。OEMパートナーのエンジニアリングチームは、テストを実行し、結果をアドビに報告します。また、詳細な製品情報も提出していただきます。これらの情報により、アドビは印刷機/プリンターのタイプと製品の使用目的を理解することができます。また、ハードウェア、オペレーティングシステム、構成パラメーター、カラーマネジメント、スクリーニング、サポートされている機能、ジョブタイプ、印刷機のタイプなどについても把握します。アドビ認証を実施することで、パートナー製品の中でアドビ製品が持つ高い基準が維持されることを証明でき、この事実をすべての関係者に説明することができます。
認定は、製品ライフサイクルにおける重要なマイルストーンであり、アドビとの技術的な協力関係において極めて重要です。これは製品全体の品質を保証するものです。認定プロセスは、製品戦略担当、製品管理者、開発者、品質エンジニア、ビジネス意思決定者など、製品に関わるすべての人にとって貴重な訓練となります。アドビのエンジニアから、システム設定を最適化するための提案を行うか、パートナーのターゲットセグメントに関連するAdobe PDF Print Engine機能を推奨させていただきます。
バリアブルデータ印刷ジョブを高性能印刷機で実行する製品では、Mercury RIPアーキテクチャが極めて重要な役割を果たします。ジョブとリソース割り当てのためのダイナミックなフレームワークを提供し、最適なパフォーマンスとスケーラビリティを保証します。Mercuryブランドの製品では、パフォーマンスとスケーラビリティに関する特定の認定テストを実施して、別個の認定を受ける必要があります。しかし製品認定に先立って、パートナーエンジニアにはスケーラビリティワークショップへの参加が義務付けられています。アドビエンジニアリングチームは、プロジェクトのあらゆるステージで、設計を含む具体的なガイダンスを提供し、最良の結果をお約束します。