クリエイティブの効率と品質を改善する
Adobe StockPhotoshop活用法

クリエイティブの効率と品質を改善する
Adobe Stock+Photoshop活用法

新たな力をもう1つ - Plus One

ル・コルビュジエ作品を中心に建築資料のアーカイブ構築・ライセンス運用を行う会社「Echelle-1」と、WebやSNSを通じたデジタルプロモーションを行う会社「NONAME Produce」(N2P)。

西脇和馬さんはこの2つの会社に所属しながら、webデザインや映像などの制作・ディレクションを手がけています。
ビジュアルを数多く扱うなかで、クライアントと、そしてチーム内でひとつのイメージをどのように共有していくか。そこで活用しているのがAdobe Stockです。

今回は、Adobe StockとAdobe Photoshopを使って、クリエイティブのコミュニケーションを円滑にし、トータルのクオリティを上げていく、西脇さんならではの活用方法について紹介します。

"Adobe Stockはクオリティとコストをコントロールできるデザインの名脇役"

Frescoでイラストレーション作成 →Photoshopで最終調整&仕上げ処理

Adobe Stockの写真で仮ロケハン

→「空を置き換え」でシーンをシミュレート

「これまでのストックフォトは大量の写真のなかから時間をかけて候補を選び出し、クライアントの確認を得てから購入するというケースが多かったのですが、Adobe Stockを使うようになってからはデザインの検討段階でもカジュアルに購入して使うようになりました。

ライセンスを取得したAdobe Stockの素材は、そのまま提案資料やラフに入れることもあれば、Photoshop合成したり、『空を置き換え』を使ってシーンをアレンジすることもあります。こうしてバリエーションを目に見えるかたちで作っておくと、より具体的に、高い精度でイメージを共有でき、コミュニケーションがスムーズになります。

Adobe Stockにはこうしたイメージ共有にも使いやすい、特定の場所や作風を感じさせない素材が多く揃っていますし、ほしい素材に到達するまでのスピードが圧倒的に速いので、迷うより先に購入をしてしまっても、十分コストは回収できる。そこで効率化した時間をクリエイティブに当てるほうがトータルのクオリティも上がります。

Adobe Stockは使いかた次第で、制作全体のコスト、スケジュール、クオリティをコントロールすることができる、いわば、主役を引き立たせるバイプレイヤーのような存在だと思います」

ステップ1

1. Adobe Stockのフィルターを活用して提案するシーンに合う写真をセレクト

ステップ2

2. 複数のAdobe Stock素材を合成して、提案用ビジュアルを作成

ステップ3

3. Photoshop『空を置き換え』複数の撮影バリエーションを展開

Adobe Stock

クリエイティブコミュニケーション質とスピードを上げるAdobe Stock

 

クリエイティブ&コミュニケーションの質とスピードを上げるAdobe Stock

「いまのAdobe Stockは使いやすい素材が揃っているだけでなく、何よりも検索がしやすくなっています。これがいいなと思った素材に対して、別アングルやほかのパターン、同じ作者の素材がすぐに探せますし、選んだ画像からさらに近いイメージを探すこともできます。作り手側に立って作られているサービスだと感じます。

Adobe Stockは、おもにデザインカンプの作成や撮影イメージの共有に活用しています。

カンプ段階でAdobe Stock素材を使うと、スケジュールや予算の都合で撮影が行なえなくなっても、そのまま実データとして使えますし、撮影でいちばん避けたい“イメージと違う”“こんなはずではなかった”というケースも、言葉やスケッチではなく、Adobe Stockの写真を使って、より具体的に構図や色合い、トーンを詰めていけばこのリスクも減らせます。制作上の保険と考えれば、Adobe Stockにコストを払ってもトータルでは安くなると考えています」

Photoshop

提案のバリエーション作りに使えるPhotoshopの「空を置き換え」

 

提案のバリエーション作りに使えるPhotoshopの「空を置き換え」

「Photoshop 2021から搭載された『空を置き換え』は、風景写真にありがちな“背景の雲のかたちが悪い”“くもり空でしか撮影ができなかった”というシチュエーションに便利な機能です。

プリセットから空の種類を選び、スライダーで調整を加えるだけで、空を自然に変更することができるため、実際の仕事でも早速、活用をしています。

『空を置き換え』機能のいいところは、単純に空を置き換えるだけでなく、晴れ、くもり、夕暮れといったさまざまな状況をシミュレーションできることです。たとえば、ロケハンができない状況で撮影イメージを共有したいときにも、ひとつのシーンに対して天候、撮影時間、全体のトーンを変えたカットを作成すれば、提案の幅をさらに広げることができるようになります。Adobe Stockと組み合わせれば、すばやくバリエーションを作ることもできる。イメージの擦り合わせを効率化することができる機能だと思います」

Photoshopをはじめとするアプリから、
フォントやストレージなどのサービスまでそろうCreative Cloudをぜひご検討ください。

西脇和馬

西脇和馬

デザイナー

NONAME Produce / Echelle-1所属。Web、映像、書籍を組み合わせたクリエイティブの最適化をテーマに活動。近作に「東京大学 HASEKO-KUMA HALL」(Web・図録・映像・サイネージ)、「大成建設 Galerie Taisei」(Web・映像)、「文化庁 国立近現代建築資料館 ミュージアム1940年代 - 1980年代」(図録・会場グラフィック)、「富岡製糸場 公式ガイドブック」(制作・編集)、「グアム観光局 A to Z in GUAM(Web)」など。
NONAME Produce Webサイト

Echelle-1 Webサイト

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