被写体と背景に明暗コントラストをつける撮影手法
時には、露出をわざと下げることによって、写真が良くなる場合があります。露出のマイナス補正を行い、コントラストが強く魅力的なイメージを作る方法を学びましょう。
露出のマイナス補正とは
被写体は明るい状態で、背景を真っ黒に近くなるまで露出を下げる手法があります。この手法を使うと、被写体と背景の間に見事なコントラストが生まれ、ハッと目が留まるような写真に仕上げられます。
撮影方法
被写体を明るく、背景を真っ暗にしたいときの設定では、カメラの露出補正が鍵となります。「露出補正」機能は、大半のデジタル一眼レフカメラカメラで、「下に三角形の付いた線」として表示されます。
三角形は補正レベルを示しますが、線の真ん中にある場合は、補正のバランスがとれています。三角形をどちらかに動かすと、写真がプラス、またはマイナス補正されます。これは、写真全体の露出に影響します。
前述の手法を試すには、三角形を線の左側に動かし、マイナス補正を行います。マイナス補正の度合は、撮影シーンによって異なります。
理想としては、次のような写真がこの手法に適しています。
被写体が明るく写っている。
被写体対背景のコントラストが強い。
被写体と背景が十分に離れている。
写真編集ソフトで調整を行う
カメラで適切な設定を探りながら被写体が明るく、背景が真っ暗になるように写真を撮るのは大変ですが、Adobe Lightroomのような写真編集ソフトを使っても、同じ効果を出せます。
ほとんどの写真ソフトには、露出を調整するためのシンプルなスライダーが備わっています。写真をすばやく明るく、または暗く調整して、イメージ通りの露出アンダー写真に仕上げましょう。
写真撮影のヒントやテクニックをもっと学びませんか?
**Lightroom**を活用して、写真のマイナス補正を行い、ハッと驚くような仕上がりにしましょう。