編集でさらにブラッシュアップ
一度は試してみたいビデオ編集のコツ。
あなたは、今までにない、感動的で芸術的な映画を撮ることができるかもしれません。しかし、効果的な編集がなければ、ストーリーもつまらないものになってしまいます。これからご紹介する簡単な編集テクニックを使えば、オスカー受賞も夢ではないかもしれません。
とにかくシンプルな編集の基本
脚本家や監督、構成者がストーリーテラーであるように、編集者もまたストーリーテラーなのです。すべてのビデオ編集は、ストーリーを伝える流れの中にこそあるべきです。ビデオ編集のヒントを活用するときに、このことを心に刻んでおいてください。
**カット割りについて理解しましょう。**ビデオ編集のテクニックであるカット割りは、シーンとシーンの移り変わりや物語を進めるうえで不可欠な手法です。ここでは、編集するときに覚えておくと便利なカット割りの種類をご紹介します。
**ジャンプカット:**ストーリーを進めるために、つまらない部分をカットする
**Jカット:**映像が始まる前に音声を入れる
**Lカット:**音声が始まる前に映像が流れる
**モンタージュ:**時間の経過を表すために一連のクリップをカットしたもので、通常は登場人物の変化などを表すために使用する
**マッチカット:**視覚的に類似した2つのショットを組み合わせてシーンを移行させる
**カットアウェイ:**トランジション効果をつけ加えて、ムード作り、意味付け、コンセプトの説明、視覚的な面白さ、緊張感の増幅などのために使用する
**クリップをカラー補正します。**カラー補正ツールを使って、映像全体の色調が統一されていることを確認します。また、カラーグレーディングは、シーンごとに異なる印象を与えたい場合に便利なツールです。たとえば、回想シーンでは、現在のシーンとは異なるパレットを使用します。
**音楽を使って、臨場感を高めます。**しっかりとしたサウンドトラックがあるかどうかで、すべてが違ってきます。『ジョーズ』を思い浮かべてください。サウンドトラックの重要性が分かると思います。
適切なソフトウェアの選択
適切なソフトウェアがあれば、編集作業が大きく違ってきます。**Adobe Premiere Pro**の機能を活用して今後のプロジェクトでできること、また、作品をワンランクアップさせるビデオヒントをご紹介します。