ノンダイジェティックサウンドとは
映画におけるノンダイジェティックサウンドの概要と、映画制作に与える影響についてご紹介します。
最後に映画を見たときのことを思い出してください。あなたが聞いた音や音楽はすべて、映画の中の登場人物にも聞こえていたでしょうか?もしそうでなければ、それが映画におけるノンダイジェティックサウンドの一例なのです。
ノンダイジェティックサウンドについて、なぜ映画で使われるのか、またなぜ映画制作や映画編集において重要なのかをご紹介します。
ノンダイジェティックサウンドの定義
ノンダイジェティックサウンドとは、映画の中の世界には実際には存在しない音のことで、コメンタリーやノンリテラルサウンドとも呼ばれます。つまり、映画の中の登場人物には聞こえませんが、私たちには聞こえる音のことです。実際には、ノンダイジェティックサウンドはすべて、編集作業の段階で映画に加えられます。
代表的な例としては、フォーリーサウンドエフェクト、伝統的な映画音楽や、ナレーションのボイスオーバーなどがあります。
ノンダイジェティックサウンドは、最終的に観客が目と耳で鑑賞する映画を制作するうえで、大きな役割を果たします。『スター・ウォーズ』に、あの有名なオープニングのテーマ曲や象徴的なサウンドトラックがなければ、いったいどうなるのでしょうか?『グッドフェローズ』のような映画にナレーションがついていないなんて、想像できるでしょうか?
なぜノンダイジェティックサウンドを使うのか?
映画にコメンタリーサウンドが入るのには、様々な理由があります。以下がその理由です。
映画制作者から観客に向けて、ダイレクトにメッセージを伝えるため
ムードや雰囲気を作るため
スリリングな場面を盛り上げるため
感動を呼び起こすため
登場人物を直接使うことなく、大きなテーマを観客に伝えるため
映画に感動的なサウンドスケープをつけよう
新しい映画制作のヒントやコツをご紹介します。感動的なノンダイジェティックサウンドスケープを作り、ビデオ編集を行って、映画をワンランクアップさせましょう。
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