Instagram広告用バナーの無料テンプレート・素材とデザインのコツ
無料のスマホアプリ「Adobe Express」でInstagramのバナーを作ってみましょう。

Instagram広告は「ビジュアル」でユーザーに興味・関心を持ってもらうことが重要です。また、規定サイズでバナーを作成しないと、広告審査に落ちたり、意図しないサイズでバナーが切り抜かれたり、画質が劣化したりすることもあります。
この記事では、Instagramの広告用バナーのサイズと、無料のデザインアプリ「Adobe Express」を使ったバナーの作り方をご紹介します。
Instagram広告用バナーをおしゃれにデザインできる無料テンプレート
Adobe Expressには、プロがデザインした無料テンプレートが豊富に揃っています。直観的な操作方法で使いやすく、商用利用も可能なので、誰でも安心してバナーを作成できます。また、デザインのアイデアが欲しいときにも参考にできるでしょう。
Adobe Expressの高品質なテンプレートを使って、ユーザーの目を引く魅力的なバナーを作ってみてください。
Collection ID
(To pull in manually curated templates if needed)
Orientation
(Horizontal/Vertical)
Width
(Full, Std, sixcols)
Limit
(number of templates to load each pagination. Min. 5)
Sort
Most Viewed
Rare & Original
Newest to Oldest
Oldest to Newest
Premium
(true, false, all) true or false will limit to premium only or free only.
Instagram広告の配信面と推奨サイズ
Instagram広告は、フィード・ストーリーズ・リール・発見タブ・ショップの5つの配信面があります。今回はバナー(静止画)広告を配信できるフィード・ストーリーズ・発見タブの3つの配信面の推奨サイズを解説します。
- フィード:ホームボタンをタップすると表示されるタイムライン。フォロー中の人の投稿やおすすめの投稿を閲覧できる
- 発見タブ:虫眼鏡アイコンをタップすると表示されるエリア。ユーザーの興味関心に合わせた投稿が表示される
- ストーリーズ:24時間限定で画像や動画を投稿できる機能。フォローしている人がストーリーズを投稿すると、画面上部にその人のプロフィールアイコンが表示される
フィード・発見タブの画像推奨サイズ
フィードと発見タブの画像ファイルタイプはJPGまたはPNGで、最大ファイルサイズは30MBです。
配信できる画像は、正方形・横長・縦長の3種類あります。
正方形
● 最小解像度・・・600×500px
● 最大解像度・・・1,936×1,936px
● 推奨アスペクト比・・・1:1
横長
● 最小解像度・・・600×315px
● 最大解像度・・・1,936×1,936px
● 推奨アスペクト比・・・1.91:1
縦型
● 最小解像度・・・600×750px
● 最大解像度・・・1,936×1,936px
● 推奨アスペクト比・・・4:5
ストーリーズの画像推奨サイズ
ストーリーズの画像ファイルタイプはJPGまたはPNGで、最大ファイルサイズは30MBです。
- 推奨解像度: 1,080×1,920px
- 最小解像度: 600×1,067px
- 推奨アスペクト比:9:16
なお、これらの情報は2024年7月時点のFacebook公式の広告ガイドとヘルプページを参考にしています。
- Instagramフィード広告のデザイン要件 | Metaビジネスヘルプセンター
- Instagramフィードに配信する「認知度アップ」を目的とする画像広告の仕様 | Facebook広告ガイド
- Instagram発見タブに配信する「認知度アップ」を目的とする画像広告の仕様 | Facebook広告ガイド
- Instagramストーリーズに配信する「認知度アップ」を目的とする画像広告の仕様 | Facebook広告ガイド
集客力がアップするバナーデザインのコツ
Instagram広告で集客力を高めるには、ユーザーの行動を促す魅力的なバナーをデザインすることが大切です。ここでは、思わずタップしたくなるバナーを作るための5つのコツを解説します。
【コツ1】載せる情報は最小限にする
バナーに記載する情報が多すぎると、パッと見て何を伝えたいのかわからなくなります。限られたスペースを効果的に使うためにも、情報の優先度を決めましょう。優先度に応じて情報を削ったり大きさに強弱を付けたりすると、バナーを目にしたユーザーが瞬時に理解しやすくなります。
【コツ2】ストーリーズ広告は「セーフゾーン」を意識する
ストーリーズ広告では、バナーの上下にプロフィールアイコンやCTAボタンが表示されます。そのため、重要な要素は、最上部から「14%」最下部から「20%」より内側のセーフゾーンに配置しましょう。
【コツ3】文字を読みやすくする
伝えたいフレーズをひと目で読んでもらうには、文字の視認性を高めることが大切です。例えば、背景の写真や背景色と文字のコントラストを強くしたり、目立たせたい文字は太く、大きく、シンプルなフォントを使ったりすることで、読みやすくなり訴求力が高まります。また、行間と字間を調整するのもよいでしょう。
なお、Adobe Expressでは、テキスト効果で文字色を変えたり、文字に影や背景を付けたりできます。様々なテキスト効果を試しながら、重要な文字を読みやすく工夫してみてください。
【コツ4】できるだけ画質のよい写真を使う
「インスタ映え」という言葉が示すように、Instagramではビジュアルが重視されます。広告バナーにおいても、画質が粗くぼやけた写真を使うと、広告の印象だけでなく商品の質も悪く見えてしまうことがあるため、できるだけ解像度が高く鮮明な写真を使いましょう。
用意した写真の解像度が低い場合は、Adobe Expressで提供している写真素材を使うこともできます。豊富なラインナップから作成したいデザインに合わせて選べるので、ぜひチェックしてみてください。
【コツ5】使うカラーとフォントの種類を絞る
バナーに使うカラーとフォントの種類が多いと、まとまりがなく見にくいデザインになってしまいます。例えば、目立たせるために色を多く使用すると、バナーがごちゃごちゃとした印象に見えることがあります。
使用するカラーは3色までに抑えて、すっきりと見やすいバナーを目指しましょう。「ベースカラー」「メインカラー」「アクセントカラー」を【70:25:5】の割合で使用すると、バランスが取りやすくなります。
また、使用するフォントはできれば1~2種類に絞り、サイズや太さで強弱を付けるようにしましょう。フォントの種類を限定することでデザインに統一感が生まれ、一貫したイメージをユーザーに訴求できます。
Adobe ExpressでInstagram広告用バナーをデザインする方法
Adobe Expressでテンプレートを編集し、さっそくInstagramの広告用バナーを作ってみましょう。ここではPCでの手順をご紹介しますが、Adobe Expressのアプリを使えばスマホやタブレットでデザインすることも可能です。
【手順1】Adobe Expressにログインする
GoogleアカウントやSNSアカウント、メールアドレスを使ってAdobe Expressに無料ログインしてください。登録は30秒ほどで完了します。
【手順2】テンプレートを探す
トップページ上部の検索ボックスで「テンプレート」を選択し、「Instagram広告」や「Instagramバナー」と入力して検索しましょう。
表示されたテンプレートの中からデザインのイメージと近いものをクリックして、編集画面に移動しましょう。
【手順3】画像を変更する
テンプレート内の画像を変更するには、既存の画像を選択した状態で、画面左上にある「置換」マークをクリックします。
ツールバーの上部に表示された「アップロードして置換」ボタンをクリックし、使いたい画像写真をアップロードしてください。
すると以下のように、かんたんに画像を差し替えられます。
同じ手順で他の画像も入れ替えましょう。
【手順4】テキストを編集する
テンプレート内のテキストボックスを選択すると、直接テキストを変更できます。
フォントや色を変えたい場合は、テキストを選択した状態でツールバーから編集できます。
テンプレート内のテキストを変更するのではなく、新たにテキストボックスを配置したい場合は、画面左側にあるツールバーの「テキスト」→「テキストを追加」をクリックしてください。
【手順5】背景色または背景画像を変更する
背景に任意の色をべた塗りしたい場合は、上部の「背景色」をクリックして背景色の編集ツールで調整してください。
メニュー右上のスポイトマークをタップすれば、画面上の色を抽出できます。例えば、アップロードした写真の一部の色を抽出して背景色に設定すれば、統一感のあるデザインを作成できるでしょう。
また、背景に画像を設定したい場合は、画面左側にあるツールバーの「デザイン素材」をクリックし、「背景」タブを選択します。
検索窓に背景で使いたい画像のイメージを入力すると、背景素材が表示されます。バナーのイメージに合う背景画像を選択しましょう。
【手順6】装飾を変更・追加する
画面左側の「デザイン素材」から、イメージ画像や素材を検索できます。使いたい素材をクリックすると、編集画面内に配置されます。
このとき、選択した素材が一番手前に配置され、テンプレートの文字やデザインが隠れることがあります。その場合は、画面右側にあるレイヤーを上下に移動させて、好きな重ね順に調整しましょう。
また、素材の配置位置によっては文字が読みにくくなってしまうことがあります。そんなときは「デザイン素材」メニューから「シェイプ」タブを選択し、長方形の素材を文字の後ろに配置するといったように、読みやすくなるよう工夫してみてください。
【手順7】ダウンロードする
デザインが完成したら、画面右上の「ダウンロード」ボタンをクリックし、ファイル形式を選んで画像をダウンロードしましょう。
【応用編】写真の背景を削除する
Adobe Expressでは、「背景を削除」という機能を期間限定で無料で使えます(2024年7月時点)。写真の背景を削除したい場合は、該当の写真を選択した状態で「背景を削除」をタップするだけで、かんたんに削除できます。
切り抜いた写真の大きさや配置を調整し、バナーのデザインに活用してみてください。
Adobe Expressで集客に強い魅力的なInstagramの広告用バナーを作成しよう
おしゃれな写真が多く投稿されるInstagramでは、広告バナーも魅力的で目を引くデザインにすることが大切です。Adobe Expressなら、豊富なテンプレートから、思い描くデザインに合わせて選べます。直観的に操作できるので、誰でもかんたんにおしゃれなInstagram広告用バナーを作成可能です。
Adobe Expressを使って、華やかなInstagramにぴったりなバナーを作ってみてくださいね。