よいロゴの6つの特長とデザインの考え方
ロゴの役割や目的、作成ステップを解説。Adobe ExpressやAdobe Illustratorで「よいロゴ」を作りましょう。
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会社やお店、サービスのイメージを一目で伝えるロゴ。
この記事をお読みの方のなかには、自分のお店のロゴを作りたい、または社内メンバーやクライアントに依頼されてロゴを作ることになった方もいらっしゃるでしょう。
ただ、いざ作ってみると、「それっぽくは見えるけれどどこか違うな」「カッコよくないな・・・」と感じることも。
そこでこの記事では、ロゴの役割や目的、よいロゴに共通する特長を解説します。
実際にロゴを作るときのステップや、「Adobe Express」「Adobe Illustrator」といったロゴ作成に使えるデザインツールも紹介。
この記事の内容をもとに、ぜひ「よいロゴ」を作ってみてください。
目次
よいロゴとは?
よいロゴの6つの特長
よいロゴをデザインするための5つの手順
Adobe Expressでロゴデザインのアイデアを膨らませよう
よいロゴとは?
そもそも、ロゴとは何のために必要なのでしょうか。
はじめに、企業やサービスにとってロゴはどんな役割をもち、どんな目的で作られるのかを確認していきましょう。
前提を理解することで、ロゴが担うべき役割や機能がわかり、ロゴ作成に活かしやすくなります。
ロゴの役割と目的
ロゴとは、「企業やサービスの理念・特徴・独自性などを表す、デザインされた図形や文字列」です。
つまり、ロゴの役割は、企業やサービスの理念や特徴などを、視覚的に伝えることです。
企業には、それぞれ得意とするものや与えたい印象、将来の目標(企業理念やミッションやビジョン)があります。
一見、似た事業を展開している企業やサービスでも、各社が提供したいと考えている価値や目標は少しずつ異なります。
例えば、身の回りにあるハンバーガーショップでも、以下のように提供サービスやイメージが異なります。
- 安価で親しみやすく、ボリュームたっぷりのハンバーガーを提供
- 高価格帯で健康志向が強いユーザー向けに、野菜がたくさん入ったハンバーガーを提供
ロゴを使うことで、上記のようなイメージを目で見て感覚的に理解してもらえます。
また、限られたスペースで使えるため、いろいろな場所や媒体でユーザーと接点をもち自社のイメージを伝えられるというメリットもあります。
ロゴの種類
ロゴには、大きく2種類の形があります。
それぞれのロゴの特長もご紹介するので、目的にあわせてどちらのタイプが適していそうかを検討しましょう。
1.ロゴタイプ
社名やサービス名をロゴにしたもので、シンボルを用いないタイプのロゴです。
ロゴに用いるフォントによって、与えられる印象が大きく異なります。
【特長】
● 社名・ブランド名をアピールでき、記憶してもらいやすい
● 特定の事業や分野のイメージに縛られにくい
● 様々な媒体に使いやすい
フォントの種類や与える印象の違いについて、詳しくは以下の記事も参考にしてください。
フォント(日本語・英語)の種類・選び方と定番フォントを紹介
2.シンボル + ロゴタイプ
以下のようにシンボルとロゴタイプを組み合わせて作られたロゴです。
シンボルとロゴタイプを横並びにするだけでなく、縦に並べて使ったり、別々で使ったりする場合もあります。
また、以下のようにシンボルのなかにロゴタイプが入ったり、シンボルとロゴタイプが一体化しているタイプもあります。
【特長】
- 切り離して使ったり、縦並びで使ったりと複数の使い方が可能
- 遠くから見ても視認しやすい
- 小さく表示しても視認しやすい(webページやスマホアプリに使われるアイコンなど)
- シンボルの形とロゴタイプを紐づけて記憶しやすい
- 業種やサービスをイメージしやすい
よいロゴとは、上記のようなシンボルやロゴタイプを用いて、企業やサービスの理念や特徴を視覚的にわかりやすく伝え、ブランドを強く印象付けるものだといえるでしょう。
それでは続いて、よいロゴに共通する具体的な特長を見ていきましょう。
よいロゴの6つの特長
ここでは、よいロゴに共通する6つの特長について解説します。
1. 伝えたいメッセージが伝わる
2. オリジナリティがある
3. 形が美しい
4. 様々な環境や媒体で視認性・可読性が保たれる
5. 国による文化や価値観などの影響を受けない
6. 時代の影響を受けにくい
ひとつずつ詳しく見ていきましょう。
【特長1】伝えたいメッセージが伝わる
どんなに美しいロゴでも、ロゴを見た人に自社の理念やイメージが正しく伝わっていなければ、自社のブランディングにはつながりません。
そもそもロゴとして機能するには、以下の2点が重要です。
● 自社が伝えたい印象や価値を伝えられること
● 誰が見ても同じメッセージを受け取れること
ユーザーは、ロゴを見て「お手軽そうだな」「高級そうだな」などのイメージを抱き、その企業が提供するサービスへの期待を膨らませます。
しかしユーザーが抱くイメージと、ロゴを通して実際に伝えたいイメージが異なっていると、ユーザーが期待しているサービス内容と企業が提供するサービス内容にギャップが生まれてしまいます。
そのようなギャップが生まれないように、ロゴを作る前に伝えたいメッセージを明確にしたり、色やフォントが与える印象を理解してロゴを作りましょう。
【特長2】オリジナリティがある
身の回りに、名前を聞くと「こんな商品があるな」「こんなサービスを受けられそうだな」とすぐにイメージが浮かぶブランドはありませんか。
ブランド名を聞いた人が、そのブランドで受けられそうなサービスやイメージがすぐに頭に浮かぶと、ブランディングが成功している状態といえます。
また、他社と似ていないオリジナルなロゴを作ることで、自社が唯一無二のブランドだと認識されやすくなります。
ロゴを作る前に他社の企業やサービスのロゴを見ておき、類似していないか、自社ならではのデザインとなっているかを確認しましょう。
なお、他社と似たデザインのロゴを作ると、著作権や商標権の侵害につながる可能性 があります。
そのような問題を防ぐためにも、自社ならではのロゴをデザインしましょう。
【特長3】形が美しい
ロゴの形が美しく整っていると、見る人に違和感を覚えさせず、ロゴが伝えたいメッセージを記憶してもらいやすくなります。
逆に、ロゴの色や形に違和感があると、伝えたいメッセージを正しく伝えられません。
図形の組み合わせ方によっては、「錯視」といって、目の錯覚により意図していなかった形や色に見えたり、ズレて見えたりする場合があります。
このようなケースがあることも理解しておくと、意図したとおりの印象を伝えやすくなります。
【特長4】様々な環境や媒体で視認性・可読性が保たれる
ロゴは名刺から駅広告など様々な場所で使われ、表示される大きさも様々です。
そのため、どんな大きさ、環境でも視認・判読できることが重要です。
例えば「色」「形」「フォント」について、視認性や可読性が損なわれるケースとして、以下のようなものがあります。
- 色
背景とロゴの色のコントラストが小さく形を視認しにくい(例:白背景に薄い黄色のロゴを載せる)
- 文字
文字の装飾性が強すぎたり、文字間が詰まりすぎ(あるいは広すぎ)て正しく読めない
- 形
複雑すぎて縮小したときに形がわかりにくい
線が細すぎて縮小したときにつぶれてしまう
ロゴはチラシやwebサイトに掲載されるだけでなく、布に刺繡されたり、アクリル板やお店の外壁などに描かれたりすることがあります。
白抜きで使われる場合も考慮し、白黒反転しても同じ印象を与えられているかを確認しましょう。
ロゴの掲載イメージを確認する方法として、媒体にロゴが載った様子をイメージできる「モックアップ」を作るのも有効です。
また、様々な媒体で使いやすいかどうかの基準として、印刷コストを抑えられるかどうかも重要です。
例えば、ロゴに使われている色数が多いと、印刷のたびにたくさんの種類のインクが必要となり、印刷代がかかります。
また、デジタル画面上と同じ色を再現したい場合は、印刷所で「特色」というオリジナルのインクを作ってもらう必要があり、通常のインクよりもコストがかかるので注意が必要です。
【特長5】国による文化や価値観などの影響を受けない
グローバルに展開しており、海外顧客が多い場合は、国や文化によって色や形に対する価値観が異なることも考慮してロゴをデザインしましょう。
例えば同じ青色でも、日本では「信頼」「誠実」というイメージが強い一方で、国によっては品のない印象を与える場合があります。
とはいえ、あらゆる国や文化の価値観を考慮することは困難です。
どのユーザーからの見え方を意識すべきかは、ロゴ作成の目的に応じて検討してみましょう。
【特長6】時代の影響を受けにくい
企業が長く続く想定でロゴを作るのであれば、時間が経っても印象が変わらないようなデザインのロゴがよいでしょう。
一時的に流行っているデザインで作った場合、年数が立つとすぐに古い印象を抱かれてしまいます。
まずは10年先でも同じロゴを使えそうかどうかを意識しながら作ってみましょう。
一方で、企業の理念やサービスが、そのときの流行に沿った内容であれば、ロゴにも時勢を反映する場合があります。
時代の流れにあわせてロゴをリニューアルするケースも多々あるので、伝えたいメッセージが伝わるかどうかを優先してデザインを考えましょう。
ここまで、よいロゴに共通する6つの特長を紹介しました。
続いて、このようなロゴを作成する手順を解説します。
よいロゴをデザインするための5つの手順
よいロゴを作るためには、以下の5つの手順で作成を進めましょう。
- ロゴ作成の目的や伝えたいメッセージを明確にする
- 実際のロゴを見てイメージの方向性を決める
- ラフ案を手書きで描く
- ラフ案に沿ってデザインを作る
- 第三者の意見を聞き、ブラッシュアップする
【手順1】ロゴ作成の目的や伝えたいメッセージを明確にする
まずはロゴを作る目的を明確にしましょう。
この記事の「【特長1】伝えたいメッセージが伝わる」の見出しでも書いたように、よいロゴからは自社が伝えたいメッセージが正しく伝わります。
そのために、ロゴを通して具体的に何を伝えたいのか、ロゴ作成の過程で何を得たいのかを明確にしましょう。
例えば、ロゴ作成の目的や伝えるメッセージとしては、以下のような内容が考えられます。
目的
- 自社がどんな商品を扱っているのかを、ロゴを見るだけでわかるようにしたい
- グローバル展開をして海外の顧客を増やしたい
- ロゴをリニューアルして、今後のミッションや会社にどんな変化があるのかをイメージしてもらいたい
- ロゴリニューアルの過程で自社の理念やミッションを整理し、従業員に浸透させたい
- これから新しい業界へもアプローチすることを知ってもらいたい
伝えたいメッセージ
- 自社が何を提供しているのかを一目で伝えたい
- 古くから伝統があることを伝えたい
- 海外の顧客にも自社がどんな商品を扱っているのかを知ってもらいたい
- ファミリー層へ向けた製品・サービスを展開することを印象付けたい
このように、ロゴを作り始める前に、目的とメッセージを明確にしておきましょう。
【手順2】実際のロゴを見てイメージの方向性を決める
ロゴを作る目的やメッセージが決まったら、文字だけの「ロゴタイプ」か、シンボルも一緒に作るのかを決めましょう。
また、伝えたいメッセージに応じて、ロゴに用いる色や形を決めます。
「伝えたいメッセージは固まったけれど色や形の方向性が思いつかない」という場合は、検索エンジンやギャラリーサイトなどで実際のロゴをたくさん見てみましょう。
そうすることで、どんな色やモチーフを使えばよいのかヒントを得られます。
また、作りたいイメージと近いロゴ、そうでないロゴを実際に見てみることで、自分が作りたいロゴの形をイメージしやすくなります。
無料のデザインツール「Adobe Express」では、ロゴのテンプレートをたくさん見られます。
これらのテンプレートを見て、デザインの方向性を固めるのもよいでしょう。
【手順3】ラフ案を手描きする
作りたいイメージができれば、紙に手でラフを描いてみましょう。
初めからデザインツールを使ってロゴを作ると、ツールを使い慣れていない場合、作りたい形をツール上ではうまく表現できない場合があります。
ロゴの形をイメージできるまでは、理想の形を手で描いてみて、そのあとにツールで清書しましょう。
【手順4】ラフ案に沿ってデザインを作る
ラフ案ができたら、実際にツールを使ってロゴを作ってみましょう。
ロゴ作成に便利なツールには、以下の2つがあります。
1.Adobe Express
「Adobe Express」は直感的にデザインができる無料ツールです。
プロが作成したテンプレートが豊富に用意されているので、デザインに慣れていない方でもテンプレートを編集するだけでカンタンにロゴを作れます。
いきなりオリジナルのロゴを作るのは難しいと感じた方は、まずはAdobe Expressを使ってロゴを作ってみるのもオススメです。
Adobe Expressには、ブラウザー版、スマホアプリ版があるので、環境に応じて使いやすいツールを選んで使ってみてください。
2.Adobe Illustrator
「Adobe Illustrator」は、ロゴをはじめとしたグラフィックデザインをする際の定番ソフトで、世界中のクリエイターに使われています。
印刷データの入稿形式として、Illustrator独自の「ai」形式のデータが使われることも多く、特にポスターやチラシ、広告といった印刷物を作るときには欠かせないツールです。
ロゴ作成、印刷物以外にも、イラスト作成からwebページに掲載するバナー作成まで、幅広く使われています。7日間の無料体験が可能です。
【手順5】第三者の意見を聞き、ブラッシュアップする
ロゴが出来上がったら、自社のメンバーやクライアントに、ロゴからどんな印象を受けるか意見を聞いてみましょう。
伝えたいと思っていたメッセージや印象が第三者にうまく伝わっていなかったり、別のイメージを伝えている場合もあります。
ここまでの5つのステップを踏まえて、目的を叶えるよいロゴを作りましょう。
Adobe Expressでロゴデザインのアイデアを膨らませよう
伝えたいメッセージを考えて、いざロゴを作ろうとしても、いきなりオリジナルのロゴデザインを作るのは難しいものです。そんなときは、まずAdobe Expressのテンプレートを編集して作ってみましょう。
Adobe Expressには、様々な業種のロゴテンプレートが豊富に用意されています。たくさんのテンプレートを見ながら、作りたいロゴと近いイメージのテンプレートを選んでみてくださいね。
以下はAdobe Expressで使えるロゴテンプレートの一部です。気に入ったデザインがあれば、クリックすると編集画面に移動できます。
Collection ID
(To pull in manually curated templates if needed)
Orientation
(Horizontal/Vertical)
Width
(Full, Std, sixcols)
Limit
(number of templates to load each pagination. Min. 5)
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