【無料】コンサートポスターを自分で簡単・おしゃれに作れるデザインツール

コンサートポスターを作るコツと、Adobe Expressを使って実際に作成する手順をご紹介します。

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企画して開催が決まったコンサート。開催当日には、たくさんの人に集まってもらいたいですよね。コンサートを周知し、集客する方法として、ポスターは大事な媒体です。コンサートの魅力が伝わるおしゃれなポスターを用意できれば、多くの人に興味を持ってもらえます。

でも、「デザインを自分で作る自信がない」「費用はできるだけ抑えたい」という場合もあるでしょう。この記事では、無料のデザインツールを使って、おしゃれなコンサートポスターを手軽に作る方法をご紹介します。見た人がコンサートに行きたくなる、素敵な1枚を作りましょう!

誰でもおしゃれに作れる、コンサートポスターのテンプレート一覧

無料のデザインツール「Adobe Express」には、プロがデザインしたテンプレートが豊富に用意されています。このテンプレートをもとに、画像や素材、テキストを編集することで、誰でもかんたんにおしゃれなポスターを作成可能です。「コンサート ポスター」で検索し、イメージに合ったテンプレートで自由に編集してみてください。

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行ってみたくなるコンサートポスターを作る3つのコツ

テンプレートを見て、ポスターの大枠のイメージはつかめたけれど、具体的にどのように作っていけばよいのかわからない。そんな悩みを持つこともあるでしょう。

ここでは、見た人の目を引き、宣伝効果も高いポスターに仕上げるためのコツをご紹介します。

【コツ1】ポスターに記載すべき情報を集める

せっかく作るのであれば、見た人に必要な内容が伝わり、興味を持った人には迷わず当日参加してもらえる、そんな役立つポスターにしたいですよね。集客に効果的なコンサートポスターを作るために必ず記載するべき情報は、以下のとおりです。

このほか、必要な特記事項があれば加えて記載しましょう。

詳細を記載したwebページがあれば、「主催者」や「問い合わせ先」の項目にURLを記載したり、QRコードを設置したりすると、利便性の高いポスターになります。なお、QRコードはAdobe Expressでかんたんに作成できます。後半でご紹介するポスター作成手順のなかでQRコードの作り方も解説しますので、ぜひ参考にしてみてください。

【コツ2】コンサート内容をイメージできる画像を選ぶ

ポスターデザインのなかでも特に目を引く要素、それが写真やイラストなどの画像です。どんな画像を取り入れるかで、ポスターの雰囲気も大きく変わります。ここでは、伝えたいイメージに合った画像を選ぶコツをご紹介します。

1.出演者の写真
コンサートの出演者の写真を掲載することで、出演者のファンや演奏内容に興味がある方の関心を引きやすくなります。また、主催者側から出演者への敬意を示すことにもつながるでしょう。ポートレートも使いやすいですが、実際に演奏している場面の写真だと、臨場感を演出することもできますよ。

2.使用される楽器の写真やイラスト
出演者が使う楽器の写真、あるいはイラストを盛り込むと、コンサートの内容が伝わりやすくなります。同じ楽器でも、例えばクールな画像を選ぶかポップな画像を選ぶかでポスターの印象が変わるので、コンサートの雰囲気に合わせてチョイスしましょう。

3.季節やイベントに合わせた画像
夏の野外コンサートなら太陽やビーチの画像、クリスマスコンサートならツリーやベル、プレゼントの画像など、季節やテーマにマッチした画像を盛り込むのもおすすめです。写真にするか、イラストにするかでもイメージが変わるので、コンサートのイメージに合った画像を探してみましょう。

4.前回の様子がわかる写真
以前にも開催したことがあるコンサートイベントならば、前回の様子がわかる写真を掲載するのも有効です。コンサート当日の雰囲気や空気感を端的に伝えることができます。また、オリジナル感のあるポスターになるのも利点です。

なお、Adobe Expressのデザイン素材や、ストックフォトサービスの「Adobe Stock」で探すと、豊富な素材のなかからイメージに合ったものが見つけやすくておすすめです。

【コツ3】コンサートのイメージに合ったフォントを使用する

ポスターにおいて、文字(テキスト)で伝える情報は非常に重要です。そのため、文字が見やすく、内容が伝わりやすいデザインにしましょう。

また、同じ文字でも使うフォントによって印象が大きく変わります。例えば、オーケストラの演奏なら高級感のあるフォント、子ども向けの演奏なら可愛らしく親しみの持てるフォントがイメージにマッチしやすいです。

代表的なフォントを例に取って見てみましょう。

1.ゴシック体

ゴシック体は文字の線が均一な太さになっているのが特徴です。文字の大小や太字・細字にかかわらず視認性が高いフォントです。
シンプルな字体で遠くからでも見やすく、プレゼン資料にもよく使われます。ベーシックで幅広いデザインに使いやすいので、どのようなコンサートでも使いやすいフォントと言えます。

2.明朝体

明朝体は、筆で書いたようなトメ・ハネ・ハライのあるデザインが特徴です。画数の多い漢字もつぶれにくく、長い文章でも読みやすいため、論文や書籍にも用いられます。上品さや繊細さを感じさせるフォントのため、クラシックや和楽器の演奏、著名な出演者を招いたコンサートにマッチしやすいフォントです。

3.丸ゴシック体

ゴシック体の角を丸くしたフォントです。柔らかさや優しさ、親しみを感じさせるため、家族連れや子どもを対象にしたコンサートにマッチしやすいフォントです。

Adobe Expressでコンサートポスターを作る方法

コンサートポスター作りに必要な要素を押さえたところで、実際にポスターを作っていきましょう。ここでは無料のデザインツール「Adobe Express」を使った作成方法をご紹介しています。ぜひ一緒に作ってみてください。

今回はPCでの操作をご紹介しますが、アプリをダウンロードすればスマホ(iPhone・Android)やタブレットでもAdobe Expressを利用できます。

【手順1】Adobe Expressにログインする

まずは、Adobe Expressにログインしましょう。GoogleアカウントやSNSアカウント、メールアドレスを使ってログインしてください。登録・ログインは無料で、30秒ほどで完了

【iPhone・iOS用】アプリをダウンロードする

【Android用】アプリをダウンロードする

【手順2】テンプレートから好みのデザインを選ぶ

ログインしたら、検索窓に「コンサート」と入力し、検索しましょう。

検索結果で「テンプレート」の部分をクリックすると、コンサートポスターをテーマに作られたテンプレートが表示されます。

なお、プレミアムプランを利用すれば、右下に王冠マークの付いたものを含め、すべてのテンプレートを利用できますよ。


今回は、こちらのテンプレートを選んでみました。

この時点で、テンプレート内に使わない素材があれば、選択してDeleteキーで削除しておくと、編集しやすくなります。

【手順3】テキストを編集する

テンプレートを選んだら、日時、会場、費用、内容など、コンサートの概要を伝える情報を記載していきましょう。

テンプレート内のテキストボックスを選択すれば、テキストを編集できます。また、画面左にあるツールバーの「テキスト」→「テキストを追加」をクリックすると、新たなテキストボックスを追加することも可能です。


テキストボックスを選択すると、画面左のツールバーからテキストの色やフォント、サイズなどを変更できます。コンサートのイメージにマッチしたテキストデザインに調整していきましょう。

【手順4】画像を変更する

次に、テンプレートのアーティスト画像を、コンサートの出演者の画像(写真)に差し替えましょう。

画像を選択し、左のツールバーにある「置換」→「アップロードして置換」をクリックし、差し替えたい画像をアップロードすると、画像が置換されます。

【手順5】背景やデザイン素材を編集する

ここからは、よりコンサートの雰囲気や参加者の層にマッチしたデザインを目指していきましょう。

特に、背景は全体に占める面積が大きいため、変更すればポスターの印象がガラリと変わります。

背景を変える場合、左のアイコンから「デザイン素材」→「背景」を選び、希望のイメージやモチーフを入力して検索してください。

今回は「丸」と検索し、こちらの素材を選択しました。

また、様々なデザイン素材を加えることもできます。

例として、「ピアノと歌のコンサート」というタイトル部分にメリハリを付けるため、テキストの下にデザイン素材を追加してみます。

ツールバーから「デザイン素材」を選択し、検索窓に「ブラシ」と入力。以下の素材を追加しました。


Adobe Expressでは、素材の色調を補正したり、様々な効果を付けたりできます。

先ほど追加した素材の色が濃く、タイトルのテキストが見えにくくなってしまったので、色調を補正してみましょう。

素材を選択し、ツールバーから「色調補正・ぼかし」をクリックします。「明るさ」を上げることで、素材の明度が上がり、テキストが見やすくなりました。

【手順6】QRコードを作成する

ポスターにQRコードを張り付けると、イベントや問い合わせ先のURLにすぐアクセスできるので便利です。Adobe Expressでは、QRコードも作成できるので活用してみましょう。

QRコードを生成するには、編集画面左上のAdobeロゴをクリックし、一旦ホーム画面に戻ってください。


ホーム画面が表示されたら、「おすすめのクイックアクション」にある「QRコードを生成」をクリックします。

まず、表示されたポップアップの「リンク」タブから、生成したいURLを入力しましょう。

URLを入力するだけでQRコードを生成できます。また、デザインのテイストに合わせてQRコードの「スタイル」や「カラー」の変更も可能です。

作りたいデザインが決まったら、すぐ下の「ダウンロード」ボタンで保存してください。



再び編集中のプロジェクトに戻り、左のアイコンから「メディア」→「デバイスからアップロード」で先ほどダウンロードしたQRコードを追加します。

【手順7】ダウンロードする

ポスターのデザインが完成したら、編集画面右上の「ダウンロード」をクリックし、ファイル形式を選択してダウンロードします。

印刷業者に印刷を依頼する場合は、指定されているファイル形式に合わせてダウンロードしてください。

ポスターを活用して集客を拡大する方法

せっかく完成したポスターですから、多くの人に見てもらい、コンサート当日を盛り上げたいですよね。

よりたくさんの人にコンサートへの興味を持ってもらうためには、ポスターを「貼る」以外の方法で活用するのも有効です。以下で紹介するアイデアを参考に、多くの人を集客し、コンサートを大成功させましょう。

【活用方法1】SNSに投稿して集客する

ダウンロードしたポスターのデザインを、画像としてSNSで投稿しましょう。印刷の手間がなく、多くの方の目に留まる可能性があるので、有効な露出方法と言えます。

また、費用をかけられるようならば、作成したデザインを使ってSNS広告を出稿するのも有効です。

なお、SNSによって、投稿に適した画像サイズは異なります。Adobe Expressのプレミアムプランを利用すると、投稿したいSNSに合わせて作成したデザインのサイズをかんたんに変更できますよ。

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【活用方法2】チラシサイズも印刷して配布の範囲を広げる

ポスターのデザインをそのままサイズダウンして印刷すれば、チラシ(フライヤー)として活用できます。チラシならば、掲示して使う以外にも、協力先の受付やロビーに置いてもらうことが可能です。ポスターの掲示は難しいが、チラシなら設置させてもらえるというケースもあるため、ぜひ試してみてください。

おしゃれなポスターを用意して、コンサートを一層盛り上げよう!

コンサートは、会場に集まった人の心を豊かにする時間。おしゃれなポスターを用意して、当日たくさんの人に集まってもらいたいですよね。

Adobe Expressなら、プロが作成した豊富なテンプレートからデザインを作れます。おしゃれで素敵なポスターなら出演者も気持ちが盛り上がるはず。直観的な操作で作成できるので、ぜひ今回のコンサートにピッタリのポスターをデザインしてみてください!

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