Adobe Expressの製品機能ロードマップ(2022年3月)
今月もAdobe Expressアプリの最新情報をお届けします。先月はモバイル版およびPDFに新しいクイックアクションを導入しましたが、3月は、より的確なデザインの決定に役立つツールをはじめ、主にコンテンツを効率的に作成するための機能を拡充しました。スマートフォンならワンタップ、パソコンならワンクリックでコンテンツを一変させることができます。それでは、今月の新機能をご紹介します。
基本形状
シェイプはデザインプロジェクトの基本構成要素のひとつです。デザインアセットはコンテンツ作成の中核となることから、Adobe Expressのシェイプツールについて、より高い柔軟性を求める声がユーザーの皆様から寄せられていました。そこでこのリクエストに応え、webでもモバイルでもカスタマイズが可能な「基本シェイプ」の新しいライブラリを追加しました。
編集作業中に「アイコン」タブをクリックすると、伸縮や拡大・縮小が可能な新しいシェイプやフレーム、矢印、線が多数表示されます。他の場所では、サイズ変更時に縦横比が保持されるのに対し、この「アイコン」タブにある新しい基本シェイプは、自由に形やサイズを変更できます。デザインの美しさや一貫性を維持することもできる一方、自由なカスタマイズも可能です。さらに、塗りと線のカラーや線の幅を変えれば、最適な外観になるようコンテンツをカスタマイズすることができます。
モバイル版の新しいクイックアクション
モバイルアプリでのコンテンツ作成エクスペリエンスを改善するという継続的な取り組みの一環として、「切り抜き」を適用するためのクイックアクションを追加しました。スマートフォンですばやく画像を切り抜くことができます。また、「ビデオサイズを変更」というモバイル版の新しいクイックアクションも登場します。このツールにより、効率的に、スマートフォンで撮影したビデオから直接コンテンツを作成できます。
Adobe Expressでは、毎月の新機能リリースに加え、常に既存の機能やワークフローの強化も図っています。先日はファイルのドラッグ&ドロップ機能を強化し、画像ファイルをデスクトップからプロジェクトにドラッグして拡大表示しながら編集できるようにしました。
また、プロジェクト内でアセットのバリエーションを簡単に試せるように置き換え機能も強化しています。アセットを選択する際にエディターに表示される「置き換え」ボタンをクリックすると、プロジェクトのスタイルに適した画像やアイコンが提案され、コンテンツを魅力的に見せるアセットを簡単に選び出すことができます。
以上、盛りだくさんの最新情報をお届けしました。機能に関するご要望やフィードバックがある場合は、Adobe Express UserVoiceページよりご意見をお寄せください。このアプリをより良いものにするためにご協力をお願いいたします。