Adobe ExpressとAdobe Fontsでつくる、こだわりの文字デザイン
テンプレートとフォントですばやくプロ級デザイン
「Adobe Express」は、多彩なテンプレートをもとに、プロクオリティのグラフィックや動画を手軽につくることができるアドビのコンテンツ制作アプリです。
無料でも作れるものは多種多様。YouTube動画からInstagramリール、Tikttok動画、ロゴ、チラシ、ポスター、パンフレットまであらゆるクリエイティブをAdobe Expressひとつでカタチにできます。
写真やPDFの編集、動画の変換といった、プロツールをもつアドビならではの「クイックアクション」も多数用意されているほか、デザインの現場でも使われている魅力的なフォントが豊富に揃っているのも、クラウドフォントサービス「Adobe Fonts」を展開するアドビだからこそ。Adobe Creative Cloudのプラン契約がなくても使えるフォントは2,000以上、契約ユーザーなら25,000を超える高品質なフォントをAdobe Expressだけでなく、パソコン上で自由に使うことができます。
文字にこだわりのあるデザインをつくる
ここからはAdobe Expressの文字にまつわる機能を紹介していきましょう。
テンプレートを使ってデザインを始めた場合、デザイン編集画面にはあらかじめテキストが入力されています。文字を編集状態にすると、自由に打ち替えられるようになるだけでなく、さまざまなアレンジが可能になります。
基本的なテキスト設定項目
- A…フォントの変更
- B…フォントの太さ(ウェイト)の変更
- C…文字サイズの変更
- D…太字・斜体・下線の適用
- E…行揃えの変更(左揃え・中央揃え・右揃え)
- F…箇条書きの適用
- G…文字間隔(行間・文字同士の間隔)
テキストを追加するには「テキスト」タブから「テキストを追加」を選びます。「ここにテキストを入力」というサンプルが入ったテキストが挿入されるので、文字やフォント、サイズを変更してデザインに組み込みましょう。
フォントを変更するには、フォント名が表示されている欄の右にある下向き矢印を押します。
現在、使用可能(アクティブ)なフォントがリストに表示されるほか、「その他のフォント」を押せば、「Adobe Fonts」の多彩なフォントにもアクセスすることができるようになります。
Adobe Expressで使えるフォントは膨大です。そのため、どのフォントを使ったらいいのか、迷ってしまうかもしれませんね。
そのときは、「おすすめ」から気になるフォントを探してみましょう。実際のデザインをプレビューしながらフォントを選べるので、イメージもつかみやすいはずです。
「日本語ばかりで、どうも垢抜けない」「もうワンポイント、デザインに変化がほしい」そういうときは飾りとして英語を入れてみましょう。
しかし、Adobe Fontsには日本語以上に多数の英語フォント(欧文フォント)があるため、フォントリストから探すのは大変かもしれません。
そのときは「テキストを追加」ボタンの下にあるサンプルセットから探すのが効率的です。ここにはおもに英語フォントが使われたラベル、見出し、ロゴなどのデザインパーツが揃っています。そのまま使わなくてももちろんOK。気になるフォントを見つけたら、それをもとにアレンジを加えていきましょう。
Adobe Expressで使ったフォントをアドビ以外のアプリでも使いたい!
「Adobe Expressで使ったフォントが、自由に使えたらいいのに……」いろいろなデザインに取り組むうちにそう思う人もいるかもしれません。実はAdobe Expressで使えるフォントは、Adobe Fonts を利用することでパソコンでも自由に使うことができるようになります。
Adobe ExpressとAdobe Fontsがあれば、デザインの世界、フォントの世界はより大きく広がるはずです。Adobe Fontsを使う方法、Adobe Fontsのフォントをパソコンで自由に使う方法については、こちらの記事をご参照ください。