Lightroomで写真の一括編集が必要になる理由
プロのフォトグラファーが写真をインポートする場合でも、個人が家族とのハイキングの写真をインポートする場合でも、通常は、複数の画像に基本的な編集と調整を同様に適用する必要が生じます。Lightroomでは、簡単な操作でバッチ編集を実行し、選択した複数の写真やビデオに同じ編集内容を適用することができます。

編集のワークフローを効率化
すべてのメディアを対象に、露出、コントラスト、カラーなどの設定を一度に調整することで時間を節約できます。
お気に入りのプリセットを活用
プリセットは、事前に作成された編集セットです。フィルターのように機能し、写真を即座に強化することができます。Lightroomのプリセットを使用すれば、すべてのメディアに1セットの変更を適用し、それらを特定の外観と雰囲気に仕上げることができます。


写真とビデオの両方を編集
1つのバッチを使用して、写真とビデオの両方に同じ変更を加えることができます。
AIマスキングで作業をよりスマートに
写真に写ったすべての被写体を明るくしたい場合でも、空を写したすべてのショットを暗くしたい場合でも、AIマスクを使用すれば、異なる画像内の同じ要素を識別できるので、目的に合わせた調整が可能です。

Lightroomでバッチ編集する方法
Lightroomには、複数の写真に編集を適用するための優れたオプションがいくつかあります。
ある写真から別の写真に編集内容をコピーして貼り付ける
1枚の写真に編集またはプリセットを適用した後、Lightroomで一括編集をおこなう最適な方法は、それらの編集内容をコピーして、それを残りの写真に貼り付けることです。

写真の読み込み時に変更を一括適用
Lightroomに写真を読み込むときに写真のグループに変更を適用するには、環境設定/読み込みに移動します。次に、「Raw初期設定」オプション(デフォルトでは「Adobe初期設定」)を任意のプリセットに変更します(独自の調整セットから作成したカスタムプリセットなど)。
Lightroom Classicでバッチ編集する方法
Lightroom Classicでは、編集設定を複数の写真やビデオに適用する方法がさらに3つあります。

読み込み時にプリセットを適用する
このオプションを使用すると、カメラから写真やビデオを読み込むときにプリセットを適用できます。
- 開く:
ライブラリモジュールで、「読み込み」ボタンをクリックします。 - 選ぶ:
「読み込み」ウィンドウの右側にある読み込み時に適用パネルを開きます。 - 選択する:
リストからプリセットを選択します。選択したプリセットは、読み込むすべての画像とビデオに適用されます。

ライブラリモジュールでプリセットを適用する
保存したプリセットを選択するか、特定のプリセットをダウンロードして、複数の写真やビデオに一括で適用できます。
- 選択する:
ライブラリのグリッド表示モードで、編集する写真とビデオを選択します。 - 変更する:
クイック現像パネルから、使用するプリセットを選択します。選択したすべてのメディアにプリセットが適用されます。

1枚の写真またはビデオのカスタム編集をバッチ全体に適用する
単一の画像またはビデオの設定を微調整した後、編集後の画像の設定をバッチ内の残りのメディアと同期できます。
- 編集する:
現像モジュールを使用して、画像やビデオのカラー、ライティング、ホワイトバランス、その他の設定を調整します。 - 選択する:
編集した写真またはビデオを選択します。次に、編集内容を適用したい他の写真やビデオを選択します。最初に選択した写真またはビデオが、編集内容のコピー元として指定されます。 - クリックする:
現像モジュールの「同期」ボタンをクリックします。時間を節約するために、キーボードショートカットのCommand+Shift+S(Mac)またはCtrl+Shift+S(Windows)を使用することもできます。 - 設定する:
「設定を同期」ウィンドウが開きます。このウィンドウでは、最初の画像の設定のうち、バッチ内の他の写真やビデオに同期したい設定を選択できます。 - 同期する:
「同期」をクリックすると、選択したすべての写真やビデオに編集内容が適用されます。
Lightroomのその他の機能もご覧ください
Lightroomには、一括編集以外にも様々な機能があります。写真やビデオをより魅力的にするためのチュートリアルをご覧ください。

