3Dの野球用具

写真から3Dモデルを作成する方法

Adobe Substance 3D Samplerがあれば、誰でもわずか数ステップで3Dモデルを作成できます。 

5つのステップで写真から3Dモデルを作成

Samplerを使用したことがなくても大丈夫。ステップバイステップでプロセスを詳しく説明します。

ステップ1:画像を用意する

3Dモデルを作成するオブジェクトをあらゆる角度から撮影した一連の写真が必要です。画像内にまんべんなくライティングが行き渡り、濃い影が出ないようにしましょう。

ステップ2:画像を3Dキャプチャウィザードにドラッグ&ドロップする

Adobe Substance 3D Samplerで新規プロジェクトを開きます。コンテンツを取得ボタンに移動し、「3D Capture」を選択します。写真を選択し、それを3Dキャプチャウィザードにドロップします。

ステップ3:ポイントクラウドとオブジェクトのマスクを確認する

Adobe SenseiのAIツールを活用しているSamplerでは、オブジェクトが自動的にマスクされます。代わりにPhotoshopを使用して画像を手動でマスクするよう選択することもできます。メッシュが再構築されたら、Samplerでの処理結果を確認して最適な再構築の状態に仕上げることができます。「目標範囲」のバウンディングボックスを使用して、最終的なオブジェクトに使用するデータポイントを切り抜きます。

ステップ4:3Dモデルをレビューして編集する

準備が整った時点で「送信」を押すと、Samplerで画像の処理とモデルの作成が始まります。ゆったり構えてSamplerに作業を任せましょう。

ステップ5:モデルを書き出すか完成画像をレンダリングする

あとは、メッシュとマテリアルをSubstance 3D Painterのような他のアプリに書き出して外観を最終調整するか、Substance 3D Stagerに送って完成画像をレンダリングするだけです。

野球のグローブの3Dモデル

画像提供元:Cino Lai

3Dアートツールに表示された野球のグローブの3Dモデル

画像提供元:Cino Lai

Substance 3Dで写真に命を吹き込む

SamplerをはじめとするSubstance 3D Collectionの各種ツールを使用すれば、3D制作のキャプチャ、サンプリング、共有をスマートにおこなって、個性的でプロフェッショナルな3Dアセットを作成できます。Samplerでは、写真から3Dオブジェクトを作成するだけでなく、シームレスなマテリアルを作成したり、1枚の写真からHDR照明を作成したりすることもできます。ぜひSubstance 3D Samplerをクリエイティブワークフローに取り入れて、さっそく次のプロジェクトにお役立てください。

よくある質問

3Dモデラーの多くは、処理の指針を示す参照画像として写真を使用します。Substance 3D Samplerのような写真測量ツールでは、一連の写真から自動的に3Dオブジェクトが作成されます。

画像に含まれているディテールが多ければ多いほど、キャプチャの結果は質の高い仕上がりになります。とはいえ、使用したくなければデジタル一眼レフのカメラを無理に使用する必要はありません。スマートフォンのカメラでも十分に使用できます。

標準的なタイプのファイルはほとんどサポートされています。ただし、iPhoneの.HEIC形式は現在サポートされていません。Camera RAW形式については、Lightroomを使用して画像を.jpeg形式に変換することをお勧めします。